50mH,階段上り,バウンディング等からわかる動きの大切さ | 中讃ミドルクラブログ

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陸上は楽しくありたい!が原則で,それでも本気で世界一のアスリート育成を目指す,うどん県骨付鶏市を拠点に活動中!陸上クラブの日常を書き綴ります。

今は冬期トレーニングの真っ最中です。
真剣に取り組んでいる人,それなりに取り組んでいる人,休みがちな人,人それぞれですが,はっきりしていることは,この冬期トレーニングの成果がシーズンの結果に直結するということです。
今回は,速い人が必ずしも体力が優れているとは限らないことを具体例をあげて説明しましょう。
下の表を見て下さい。

h26winter_training

※1.100mの記録は1月7日と14日の良い方のタイム
※2.50mHの前の数字はハンディ(他の選手よりもそれだけ長い距離)
※3.50mHの規格は,第1ハードルまで11m,インターバル7.25m,高さ60cm,50cm,5台
※4.階段はバックスタンドの下から上までのタイム
※5.SBLJはスロープボードを使った走り幅跳び,助走は7歩
※6.バウンドは砂場まで20mのバウンディング,カッコ内は砂場の端から着地までの距離

これを見ると何といっても,R.Hさんの強さがわかります。全種目で1位でした。
これは,それだけ真剣にいい動きを身につけようと努力してきた結果でしょう。
今後の大活躍が期待できます。
中でもハードルは,前は彼女の唯一の苦手種目でしたが,とうとうそれも克服したようです。

また,S.N君のすごいところは,決して体力的に特別優れているわけではないのに短距離走は圧倒的に速いという点です。
これは,本田先生も言っていたように,如何に彼が素晴らしい動きを身につけているかということの証明です。
むやみに体力をつけても走りには結びつきません。
それよりもいい動き(地面にきちんと力を伝えること)ができればスピードに結びつくのです。

K.Y君は,さすがはハードラーです。
50mの記録と50mHの差がわずか0.3秒しかありません。
しかも,厳密に言えば52mHです。
2m進むのに0.2秒かかりますから,全速走とほとんど同じタイムということになります。
つまり,彼はハードリングではなく,スプリントをしていることになるわけです。
これも素晴らしい動きです。

Y.Y君,K.I君はこのパワーを生かせば,上記の二人に負けないスピードを身につけることも十分可能だと思われます。
T.N君も階段上がりのタイムから考えれば,いい動きを身につければ,伸びしろは大きいと言えるでしょう。
さあ頑張りましょう。

では,また!!