9月13日(火)

 大和にいる妻君から、「桜井の万葉まつり、おもしろそうだよ」という誘いがあって、10日の土曜日に出かけました。

 会場は日本最古の市が開かれたと言われる海柘榴市(つばいち)。三輪山の南から長谷寺に向かう街道のそばの大和川の河川敷の公園です。

  秋とは思えない猛暑の中、露店にたくさんの人が
  

  古代船カヌーの体験乗船も
  

  やがて、とっぷりと日が暮れて
  
 仲秋二日前の、月明かりの下での夜祭りとなりました。この海柘榴市、古代には歌垣が催されたという言い伝えが残っています。

  そこで、水に浮かべるのは「歌垣灯籠」と言いまして
  
 「夢灯籠」と「恋灯籠」があるようですが、今年は震災復興を願う灯籠も流れているのです。


    往にし世も川面に流るる月夜かな   弁人


  人であふれる「現代版海柘榴市」の出店
  


    相聞歌映して良夜大和川   弁人


 一夜明けて、祭りの賑わいが夢のように思える静かな日曜日。秋の空に赤とんぼが飛び交っても、じりじりと照りつける日差しは真夏そのもの。

  海柘榴市から山の辺の道を少し歩いてみようと
  

  金屋の石仏へ
  


    山の辺の宙に佇む鬼やんま   弁人


  大神神社の方向へ谷あいの道を進んで
  
   

  平等寺に参拝
  

 「いやーっ、暑い。今日はここまで」ということで桜井駅に戻りました。

  帰りはJR桜井線、別名「万葉まほろば線」に
  

 近鉄が断然便利なのですが、一度このラッピング電車に乗りたくてローカル線で高田に向かいました。

  一つめの駅が「香具山駅」で、次は「畝傍駅」
  
 この「香具山駅」から数百メートル離れた所に、近鉄の「耳成駅」もあります。電車は大和三山をぬうようにして高田駅に。
 高田から、天王寺方面、難波行きの快速電車に乗り換えて大阪に向かいました。

  二上山の麓を通って、王寺までは和歌山線とか
  


    皇子眠る山の麓の百日紅   弁人


 電車は王寺から関西本線に入りますが、府県境を越えて柏原付近まで大和川の渓谷沿いを進みます。大都会のターミナルまで10数分のところなのに素晴らしい景観です。
 ここは「大和路快速」という電車が頻繁に行き来していますが、考えてみると、私は今まで関西本線という幹線に乗ったことがなかったのでとても新鮮な発見でした。