本日も庄内三十三観音の御案内です‼️
十八番、十九番と開創当時から変わらない札所ですが、二十番札所も同じく変わりません。
歴史:春王山光国寺満蔵院として永正年間に智慶法印が開いたとされ、当初は亀ヶ崎城の西側にあったとされ、羽黒修験の宿坊としての役割を果たし、幾多の火事により最終的にこの地に落ち着いた。
歴代領主の祈願所としても隆盛を極め、出羽国観音道場節一位に上りつめたと伝わります。
現在は、真言宗醍醐派に属しております。
御本尊の聖観世音菩薩は、元禄年間に彫られた春日神工御作の像とされ、転々と渡り歩き現在の観音堂に納まったとされます。
江戸時代に酒田は北前船(西回り航路)により栄え、西の堺、東の酒田と呼ばれるほど発展しました。
ここ光国寺観音堂を中心に遊郭や料亭が建ち並び湊町酒田が繁栄したとされます。
→明治27年の庄内大震災の大火で焼失した直後、残った土蔵を取り囲んで建てられ、国の登録有形文化財となっております。
このように酒田は上方の文化が入り現在は属してませんが全国京都会議に入る位に小京都の様な趣が残っております
◯近くのオススメスポット
⑵砂高山海向寺(真言宗智山派)
→御本尊に湯殿山大権現を祀り、即身仏の忠海上人、円明海上人の二躰、更には粟島水月観世音菩薩など沢山の神仏様がいらっしゃいます‼️
⑶酒田山龍厳寺(真言宗智山派)
→酒田市の真言宗寺院の中でも筆頭格の寺院で、真言宗一派の僧がお経の研究の為、龍厳寺に集まりました‼
その為庄内の談義所と称されました。
庄内十三仏の文殊菩薩の霊場として、まだ現在の下日枝神社境内に鎮座する浅間神社の御神体も龍厳寺堂内に安置されております。
左上が本長山妙法寺(法華宗)、中央が福王寺(真言宗醍醐派)、左下が本間家菩提寺浄福寺の唐門(真宗大谷派)、右上が亀ヶ崎城主志村家菩提寺青原寺(曹洞宗)、右下が海晏寺三重塔(曹洞宗)。
以上庄内三十三観音第二十番札所 亀ヶ崎観音(現、春王山光国寺)様でした。
次回は旧庄内三十三観音 第二十一番札所 局観音です。
南無大慈大悲観世音菩薩
合掌