盆栽から学ぶ、大地の再生講座in中央園芸 開催のお知らせ | 中央園芸のブログ

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(株)中央園芸の庭づくりの様子や、日々の出来事

こんばんは、押田です。

先日の日本造園組合連合会埼玉県支部主催の大地の再生講座in中央園芸、

雨の中でしたが、30名ほどの参加者(スタッフ含む)で、無事に終えることができました。

 

 

 

座学の様子。

杜の学校、矢野智徳氏の行ういつもの座学をもとにして、自分なりにまとめた写真や資料等を使い、

「水はけの悪い庭の改善」の内容を軸に座学を行いました。

 

その後の、個人宅見学会。

水はけの悪い庭を改善したK宅を見学しました。

この日は雨の一日でしたが、水はけの悪さは改善されていました。

 

 

そして、午後からは実作業。

 

水脈整備のやり方や、

 

 

 

 

 

 

風の草刈り、

 

 

風の剪定など、・・・

 

社員の濱田君と共に、参加者の方々に矢野さんの講座で学んだ手法をお伝えしました。

 

とにかく、雨の降り続く一日でしたが、無事に講座を終えることができ、ホッとしております。

参加者の皆様、関係者の方々には感謝申し上げます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、今月の11月23日(祝)、

 

 

 

 

 

再び中央園芸にて、大地の再生講座を開催します!

 

 

 

 

 

大地の再生講座、初の試み!

 

 

 

 

 

 

 

 

盆栽から学ぶ大地の再生講座 in 中央園芸を開催いたします。

(写真は、大宮盆栽村の芙蓉園さん)

 

 

 

 

今度は、矢野智徳氏を講師に迎え、自然の摂理や樹木を健全に育てる術など、

盆栽からの視点での大地の再生講座を行いたいと思います。

 

 

 

 

 

 

マクロとミクロは相似形・・・

という言葉を矢野さんはよく使いますが、

 

例えば、

 

 

このような、高さが20mくらいある大きなケヤキの木も、

 

 

 

 

高さが20cmほどのケヤキの盆栽も、成育する仕組みは同じだという事。

 

 

 

 

 

 

 

今年のGW、世界盆栽大会からの写真。

 

 

展示台の上に、奥深い森を連想させる蝦夷松の寄せ植え。

 

 

 

清々しいヤマモミジ。

 

 

 

盆栽を見ていると、本当に自然の景色や一本の木々の繊細さや荒々しさを十分に感じる事ができます。

 

 

 

また、こちらは樹齢450年の真柏の盆栽。

 

例えば、苗木を畑に植えると1~2年で1m以上の高さに成長しますが、

樹齢が450年経っても、高さは1m足らず。

 

 

 

盆栽はどうして大きくならないのか?

僕は今までとても不思議に思っていました。

 

 

色々とその仕組みを勉強していくと、

盆栽は、定期的に植え替えをすることと、剪定をすることが大事だという事がわかりました。

 

 

これは大地の再生講座で行う、

空気と水の循環の考え方と、風の剪定の手法に繋がります。

 

盆栽の世界で行っている植え替えや剪定の技術というのは、本当に奥深いものがあります。

 

 

これを学ぶことで、

植木屋さんが普段行っている庭づくりや植木の移植作業、剪定の仕方、

 

または、

なぜ木が枯れるのか?

劣悪な環境を改善するには?

 

など、まさに大地の再生の手法を大きなフィールドでなくとも、

屋内のテーブルの上で同じ内容を学ぶ事ができます。

 

 

 

 

 

 

実際に僕自身も、以前から盆栽が好きで、本業の合間を縫っては色々と盆栽を作ってきました。

今まで作った盆栽(寄せ植え)をいくつか紹介します。

 

 

 

 

枝垂れ桜の盆栽。

 

 

 

 

 

 

 

 

雑木類の小さな盆栽をつくり、

 

知り合いのお店に置かせてもらったり・・・  「軽井沢彫の店 旧軽井沢シバザキ」にて、

 

 

真山 茜さんの鉢を使った、モミジやカエデのミニ盆栽。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

松、竹(笹)、梅、寒菊、ナンテンなど、おめでたい植物を集めた、

お正月用の寄せ植え。

 

 

 

 

松に、雪つりを掛け、石を置き、砂利を敷き、庭園風に・・・

 

 

2羽の鶴も飛びます!

 

 

 

 

 

他にも、「露地の庭」の縮小版(ジオラマ)を作ったり・・・

 

横幅は30cmほど、

 

小石を使った、飛び石。

 

 

 

 

ほとんど庭づくりの仕事がない10年近く前から、

小さな鉢の上で自由に表現できる盆栽(寄せ植え)の世界に没頭している時期がありました。

 

それはまさにテーブルの上に庭をつくるようなもので、

木々の配置や地形の起伏、空間構成など、

何度もやり直しながら手軽に作る事のできる作業は、時間を忘れるほどにとても楽しい時間でした。

 

 

 

 

 

ということで、今回の講座は見て学ぶだけでなく、

参加者の方々にも、実際に盆栽を作っていただきます!

 

 

 

また、樹勢の悪い鉢植えや、どのように剪定したら良いのか悩んでいる方、

講師の矢野さんに見て欲しい盆栽(鉢植え)を持ち寄っていただいても構いません!

 

盆栽だけに限らず、観葉植物多肉植物など、様々な鉢植え植物と格闘する矢野さんの姿、

想像するだけでワクワクします!

 

 

 

以下、講座の詳細になります。

 

 

 

大地の再生講座in中央園芸   講師 矢野智徳

       「盆栽から学ぶ、大地の再生」

自然の美しさや厳しさを凝縮する、鉢の中の小宇宙、「盆栽」。

マクロとミクロは相似形である・・・

矢野智徳氏はよく自然の摂理を盆栽に例えます。

 

今や世界中からも注目を浴びる、生きた芸術、「盆栽BONSAI」のメカニズムを

矢野智徳氏が解説いたします。

 

日時:11月23日(祝) 9時受付~18時解散

 

集合場所:ふかや農業協同組合用土支店(埼玉県大里郡寄居町用土1793-1

 

タイムスケジュール(予定)

9時受付開始

9時30分 講座開始(座学、自己紹介など)

    ふかや農業協同組合用土支店2階 会議室にて行います。

11時~12時 座学終了後、近隣の盆栽園を見学。(車で5分ほど)

12時30分~13時30分  昼食 (ふかや農業協同組合 用土支店に戻る)

13時30分~15時 ふかや農業協同組合 用土支店倉庫にて実作業。

矢野氏による、盆栽の剪定や植え替え等の実演。

15時 休憩

15時30分~17時 各自盆栽づくり

17時 作業終了予定、1日のまとめ。

18時 解散

 

 

講師:矢野智徳(杜の学校) サポート:押田大助(中央園芸)

 

講座費用 

7000円(盆栽苗木、鉢代金含む、昼食付)  

*昼食(お弁当)を持参される方は、6000円です。ご一報ください。   

*大地の再生講座 結の杜づくり 会員の方は、5000円。                    

*作成した盆栽はお持ち帰りいただけます。  

 

定員:30名程度

 

お申し込みは、参加ボタンを押してメールに下記の内容をご記入ください。①住所②氏③電話番④参加⑤宿泊の有無 .21.22.2⑥お弁当お申し込みは、参加ボタ「つぶつぶ料理」が食べられます。(超絶品です

服装

動きやすい服装、手袋、タオル、

*今回の講座は、屋外での作業はありません。

 

持ち物

剪定ハサミ、根切りハサミ、ビンセット、ペンチなど(盆栽制作時に使用します)

*ご自身で盆栽鉢をお持ちいただいても構いません。

また、道具等、持っていなければ、お貸しいたします。

 

つぶつぶマザー 坂野純子さんが作る「つぶつ

お申込み

・氏名、住所、電話番号(当日連絡の取れる)、交通手段(車、電車)

・領収書希望の方は、宛名等お申し出ください

以上を明記の上、下記のメールアドレスまたは、FAXでお申し込みください。

info@chuou‐engei.co.jp

FAX 048-584-0868

 

お問い合わせは 中央園芸 櫻井まで  090-5578-5218

締め切り:11月20日まで

 

講師紹介 (矢野智徳)

造園家・環境再生士。1956年福岡県生まれ、花木植物園で育つ。

95年の阪神淡路大震災によって被害を受けた庭園の樹勢回復を行う中で、大量の瓦礫がゴミにされるのを見て、環境改善施工の新たな手法に取り組む。現代土木工建築工法の裏に潜む環境問題にメスを入れ、その環境予防を提案。在住する山梨県を中心に、足元の住環境から傷みゆく奥山の自然環境の改善までを、実践を通して学ぶ、「大地の再生講座」を全国で開講中。

 

 

是非この機会に、大地の再生講座初の試みである、

【盆栽から学ぶ、大地の再生講座in中央園芸】にご参加の方、宜しくお願い致します。

 
 
それと、もう一つインフォメーションです。

現在発売中の趣味の園芸11月号に、

ガーデンデザイナーの正木覚さんと私が掲載されています。

「遊ガーデン」の剪定の仕方です。

是非ともご覧ください!