私たちの活動②「クルージング」Part8

2011年年末、学員会からの「年次支部開設に必要な100名達成」の報告はまさに発起人4名にとっては「朗報」はもちろんのこと大きな「クリスマスプレゼント」になりました。

発起人4名は一応安心して「年末年始」を迎えることができました。しかしお正月恒例の（2012年）「箱根駅伝」では中央大学はまさかの8位。2010年が4位、2011年が6位、そして2012年が8位……この順位に「一抹の不安」を感じました。

発起人4名は当初こそ「その後、賛同者は40名から増えていませんかね？」と学員会に来るたびに聞いていたのですが「そんなに早くは増えないよ」と毎回言われ、結局はもう聞くことをやめてしまっていたのです。しかし「学員会」は着実に集まってくる「賛同者」を実は把握していたのです。これで学員会が「余裕」であった意味がよーーくわかりました。

この時、平成元年白門会設立以外に、昭和63年会、平成2年会、平成3年会の立ち上げも同時期に学員会は担っていましたので我々だけに専念するわけにはいかなかったようですが、それでも部長様はじめ木下様には大変お世話になりましたこと心より感謝申し上げます。

そしていよいよ2012年になりました。これで100名はそろったわけですから、あとは「規約」だけです。学員会は規約の何を認めなかったのかと言うと、まずは「第１章　総則　第1条でした」。発起人4名は7千名の同期が気軽に参加できるように「名称」にこだわりました。「本会は中央大学学員会平成元年OBOG会と称し、事務所は中央大学学員会に置く」としました。しかし学員会は「名称は平成元年白門会に決まったのではないか？」と発起人4人に告げ、「平成元年OBOG会」と言う名称を嫌いました。かなりの抵抗でした。発起人4人は頭を抱えました。次に「第２章　会員　第３条」が狭すぎると言うのです。実はこの件は発起人4名でも意見が分かれていました。「平成元年会と言う名前通り、平成が元年卒だけに資格を与えるべきだ」と言う意見と「昭和60年入学あるいは平成元年卒の両方に資格を与えるべきではないのか？」と言う意見と。学員会は現状の「本会は基本的に平成元年卒業の中央大学学員をもって組織する」を嫌いました。発起人4名の意見もまとまらず相変わらず「難航」が続きました。3つ目は「第４章　第10条役員の任期は１カ年とする。但し再任を妨げない」でした。「どこの組織に役員の任期が1年なんて規定があるんだ？」と学員会は怒り出し、OKを出してくれませんでした。実はこの項も発起人4名では意見が分かれていました。「任期はオリンピックのように4年がいいのではないか？」と言う派と、「いやいや1年でしょう」と言う人と。今思うと当時なぜあんなに揉めていたのか？馬鹿らしくなることがあるのですが、思うに「現状の権力」と言う名の「見せない力」への反逆？あるいは「役員なんて毎年変えて、いろんな人に役員をやらせればいいんだ」と言う楽観説が入り混じっていたように感じます。最後は「会費」の件でした。「第６章　会計第16条　本会の経費は会費、維持運営費、寄付金、事業の収入をもって支弁する。１．会費　１カ年1,000円」。この意見は幹事長の「肝いり」でした。「今の我々の生活にはお金に余裕がない人が多いはず。学員会からも補助金が出るのだから毎年1千円で十分でしょう？」。他の発起人3名は何も言い返せない状態でいました。恐らく幹事長の腹の内は「既に100名集まったのだから、1千円×1000名＝毎年10万円あれば十分でしょう」と言う算段だったように思えます。しかし学員会は反論します。「100名揃ったとは言え、決起集会には20名くらいしか集まらないと思うよ」「その後、様々なイベントを開いても人数はどんどん減り、多くても参加者は10名くらいになるだろうね」「イベントに来ない会員からどうやって会費をとるの？無理でしょう？」。しかし幹事長の態度は全く変わりませんでした。時はあっという間に1月末を迎えようとしていました。（続く）