●うつ病になると歯磨きさえ面倒くさいのです
こんにちは。伊達誠です。
うつ病の3大症状は、「おっくう感」「憂うつ感」「不安・焦燥感」です。
この中でも、特におっくう感は、うつ病の人は、常に感じる症状です。
うつ病でも、11年以上働いている私でさえ、この「おっくう感」に、年中さいなまれています。
とにかく、様々なことが、面倒くさく感じられて、仕方ないのです。
なので、うつ病の人が週5回も入浴できたら、それは凄いことなのです。
週5回も入浴したら、それは褒められるべきことです。
うつ病になると、それまでは簡単にできていたことが、ほとんどできなくなります。
毎日の歯磨きでさえ、おっくうでおっくうで、なかなかできないのです。
それくらい、うつ病の「おっくう感」は、猛烈に強いのです。
「歯磨きなんて子供でもしているぞ」なんて、うつ病の人に言わないでください。
本人は、歯は磨くべきなのは、よく分かっています。
でも、どうしても体が動かなくて、歯磨きさえできない時があるのです。
歯磨きは、1つの例です。
うつ病になると、日常生活の全てが、おっくうに感じられます。
この「おっくう感」は、うつ病でない人には経験できない、強烈なものです。
家族や友人に、うつ病の人がいる方には、この強烈なおっくう感を、解ってほしいのです。
入浴するだけでも、無理矢理テンションを上げないとできない、うつ病という病気の特性を、理解してほしいのです。
うつ病は、症状が目に見えない場合が多いですが、うつ病の人は苦しいのです。
少しでも、うつ病に対する理解者が、増えてほしいです。