Hola! 

 

 

 

2022年中央大学ワンダーフォーゲル部(CWV)の夏合宿です!今回は白馬岳を目指しました! 

 

その様子を、一年生の佐野とキューちゃんこと臼井がお送りします。 

 

 

【0日目】バスタ新宿→蓮華の森 

 車窓。北の空を憂うキューの横顔。 

 彼の横顔シリーズは今ブログにちょくちょく登場することを予告しておきます。 


 右傾。雨空の暇つぶしは、PW帰りに手に入れた石原莞爾。 

 

 蓮華。バスとタクちゃんを乗り継ぐあいだに、最終戦争論は9割くらい読み終えた。 


 五七五。無駄に語呂がいい。 


 十張。静かなテン場に整った隊列で現れた大集団は県立神戸高校、勝手に略してKKK。今年のインターハイでも入賞している西の強豪。 

 指導員に煽られながらも賑やかに飯をよそう彼らを見て、「あゝもう自分は高校山岳のブランドを背負ってないんだなァ」と呟くオヂさんになってしまった。けど、テン立てだけならウチの方が速いぜ。 

 

 

 

 

【1日目】蓮華の森→白馬大池⇄白馬乗鞍岳 

 寅ノ刻。身体が目覚めを拒否する午前3時に、合宿の匂いを感じる。 

 写真は、うしろの高校生ズに負けないフレッシュキューちゃん。CWVのアイドルです。かわいいね☆ 


 空色。レインウェアお揃い軍団。 

 ここで我らがCL相川さんは、景色を見ようとして足を滑らせて藪に突っ込んでました。かわいいね☆ 


 天狗でも跳び回ってそうな雰囲気。 

 と思ったらいたわ、天狗。


 登る登る。ところどころ、あふれる湧き水を避けては通れない。登る登る。 

 

 登る登る。宮崎さんはいつカメラを向けても必ず反応してよくわからないポーズをとってくれる。かわいいね☆ 


  夏色。晴れ間に映えるあの稜線は、きっと栂海新道なのでしょう。 

 高校時代、雑誌に載っていた「上高地→親不知大縦走」の記事を見て憧れたその道。今や手が届く距離にあるソレに、ワクワクが止まりません。 

 

 キュー「あ!虹だ!🌈」 

 雨上がりのご褒美?登りつづきの疲れを吹き飛ばしてくれました


 晴れたと思ったらまた雨。レインウェアが手放せない。 


 8:30、予定よりかなり巻いて大池山荘に到着。歩荷の背負子と、それを改造したメニュー表がいい味してる。 


 汗と雨のミルフィーユ。 


 右の太陽ちゃん、かわいいね☆ 

 

 登る登る。 

 登る登る。

 

 独標、白馬乗鞍岳。恐ろしく見えにくいね。特に眺望もないので即下山。 

 

 さっきのケルンがいいアクセント。風立ちぬが始まりそう。 


 これはもうスイスですわ。異論は認める。 



 帰還。追いついてきたKKKたち。向こうの指導員たちの会話を小耳に挟んだところによると、栂海には行かずに白馬三山をピストンして帰るらしい。白人至上主義ならぬ、白馬至上主義かな。 


 口笛はなぜ〜♪ 遠くまで聴こえるの〜♪ あの雲はなぜ〜♪ わた〜しを待ってるの〜♪ 

 綺麗な景色にはしゃいでたら、午後2時にはガッツリ雨が降り出したのでこれ以上の写真がありません… 

 

 

 

 

【2日目】白馬大池→白馬三山→白馬頂上宿舎 

 準備中、東の空。KKKは先に出て行った。恐ろしいことに、おととい蓮華の森で穴熊に靴を盗られたという。すぐ隣のテントでそんなことが起こっていたとは…… 


 始まるか、朝焼け。 

 合宿中、好天予報なのは白馬三山にアタックするこの日だけ。ラッキーというべきか、不幸中の幸いというべきか…。 



 南の空には雲海。 



 大池を挟んで北の空には、雲海を越えた何か。 


 始まった。世界が赤に染まる。 

 

 キューの横顔シリーズ。 


 ほんのりモルゲンロート。槍の方面にはない広々とした稜線がイイ。 


 死ぬまでこの景色にひたってたい。 


 邂逅。白馬三山、杓子岳。 

 

 三年生でハイ、チーズ!積年の経験者には貫禄があるなあ。と感じる一年生。 

 新年度に向けて、日々先輩・後輩頑張ってます


 偽ピークを10個くらい越えてヘトヘトになった頃、小蓮華山に到着。後から知ったが、新潟県最高峰らしい。 

 栂海新道と日本海に武者震い。 

 

 チーフリーダー。地元新潟の空に何を思う。 


 帰ってきたKKK。 


 ピークはもうそこ。左右非対称稜線、えっちだね。 

 

 北アルプス最北の百名山、白馬岳踏破。 



 立山連峰を拝みながら優雅な昼休。寒い。サムギョプサル。サムシングエルス。寒原神社。 


 CWVポーズは要練習かな。  


 奥に杓子と白馬鑓。 


 無駄に眺望のいい厠@白馬頂上宿舎





 大雪渓というやつか。晩夏でこれだけ雪が残っているのはさすが日本三大雪渓というところ。 


 白馬三山の2座目、杓子岳登頂。 

 

 伝わるだろうか、このトンデモなザレ場…… 



 三山ラスト、白馬鑓ヶ岳。北には白馬岳を望む。

 

 南は、後立山連峰・槍穂連峰・常念山脈まで一望。白馬鑓に立ち、鹿島槍ヶ岳・槍ヶ岳を一目に収める浪漫。 



 そして西には、立山連峰・劒岳。大学生の間に一度は登らなくちゃならん。もはや義務感。 


 稜線上で最高のお昼寝タイム。青空に、わき立つ雲のコントラストが最高だね 


 サイト地に向かって下山中?いや、下るより上っている。ピーク間にいちいち谷があって、メンタル崩れそう。

 

 高山植物の観賞も楽しみの一つですね。事前に調べてみてから山登りしてみると、もっと楽しくなるかも。 

 一輪つつましく佇む女王に一礼。


  サイト地、到着!白馬頂上宿舎のキャンプ地⛺ 

思ったよりも登山客がいてびっくりテントがいっぱい張ってあって、映える写真を一枚。 


 アクシデント発生!!ハチを踏んづけて刺されたとのこと 

 装備にあったポイズンリムーバーで応急処置。しばらくは痛みがあったみたい。 

 ハチは威嚇・攻撃しなければ基本刺しては来ません。怖がらせないようにしてあげましょう。 

 ただし、アブは別。奴らは、血を吸うことが目的。 

 

  サイト地にて。山岳アドバイザーさんによると、明日は風が強いみたい。 

待機するか、いけるところまでいくか。 

 

 結論、待機!行程をやりきるよりも、命を守るほうが大事。 

 

 

 

【3日目】今日は、待機日。 

 

 日が昇るにつれて防風&雨がサイト地を襲う!! 

 テント吹き飛ばされそう。どっかの遊園地のアトラクションか?ってくらいのスリル。 オレ、この戦争が終わったら結婚するんだ。

 

 そして、テントの一つが、浸水したとの報告

 CL判断で、サイト地のトイレに緊急避難!荷物も素早くまとめて、急げ! 

 


何でもかんでもびしょ濡れだが、幸い低体温症は回避。みんな、一応健康を維持していてよかった。 

 

 先輩、大丈夫ですか。アルプスの秋の恐ろしさを知って、言葉が出ない一同。今後の教訓にしようね。 

 

 

 そのあとは、頂上山荘に一泊させていただきました。まずは冷えた体を温めてください。 

 


 

【4日目】 

 

 

テントの破損などにより、今後の行程の継続は不可能と判断。やむなく本日、蓮華温泉まで下山。

 

 早朝、白馬岳へ。 

 キュー「チュー王子をブログとか、インスタに乗せればCWVの知名度上がるんじゃない?」 

 よし、決めた。来年の新歓は#チュー王子を使って、部員を増やしていこう!チュー王子効果? 



  下山中、朝ご飯タイム?ライチョウの親子を見つけました。(見える?) 

 この後にも何度か見つけました。

 すれ違う登山者にライチョウがいたと報告すると、目をまん丸にして無邪気に駆け登っていく。自然に一喜一憂できる子供心を持つのが登山者の良いところと思うよわたしは。

 ※ライチョウは人慣れしていますが、脅かさないでください。アルプスの大事な生き物なのです。 


 一枚、パシャリ!

 悔しいけど、景色は最高でした。気持ちのいい稜線歩きですね! 

 

 栂海リベンジに燃えるCL。来夏、また。 


 英一郎ノ頭。 

 

 沢沿いを下る下る。滑落はしませんでした。 

 

 下る下る。


 蓮華温泉に到着! 

 え?あんなに狭い道なのに、こんなでかいバス来るの?? 

 運転士さんもなかなかの腕前。山道を下り、姫川の急流・切り立つ崖を眺めながら、糸魚川に到着! 

 

 道中には、名物・ヒスイを扱うお店がいっぱいありました。 

 


 番外編・シティワン糸魚川開始? 

 

 親不知の海を見れなかったからって、わざわざ糸魚川で海に向かうワンゲラーたち。

 


 トンネルを抜けるとそこは、


 日本海であった。 



 主将とデートなうに使っていいよ。