#19 中山輝一【思い】 | 中央大学学友会体育連盟ラクロス部 Official Blog

中央大学学友会体育連盟ラクロス部 Official Blog

中央大学学友会体育連盟ラクロス部です!
選手やスタッフの熱き想いを是非ご覧下さい!

BANDITS生粋のいじられキャラで、普段の生活からはディフェンスリーダーとしての威厳や風格が中々垣間見えない仁科くんから回ってきました。
4年FO 中山輝一です。普段自分の思いを表に出すことはあまりないですが、せっかくの機会なので大学4年間のラクロス部での思いをラストブログのテーマとし、徒然なるままに書きました。拙い文章ですが最後まで読んで頂けると幸いです。

 
1年目。
「日本一」という壮大な目標に憧れを持ち、入部を決意した。突然同期が消えたり、怪我が治ったと思ったらまた怪我をしたり、正直思うようにラクロスができず辛かった。ただ、その中でも先輩達が中立戦やリーグ戦で活躍する姿を目の当たりにして、「自分もあんな風にラクロスをしたい!」と強く思い、頑張るきっかけとなった。そして、一瞬に魂を込め、全観客の視線を釘付けにし、試合を築く”FO”というポジションに魅力を感じた。小さい体ながら底知れぬパワーと全力プレーで他を圧倒する小口さん。当時2年生ながらリーグ戦に出場し、チームに流れと勢いをもたらしたゆうせいさん。この2人は私にとってヒーローであり、FOになるきっかけとなった。本当にありがとうございます。
しかし、ミニゲームも含めた対外試合では1年を通じて全く勝つことができなかった。「自分にセンスはないのでは?」と何度も疑問に思ったが、その度に「FOが好き」「先輩達みたいになりたい」という強い思いからネガティブな思考はぶっ飛んだ。そして、あっさり1年目は終わった。



2年目。
30期にFOがいないこと、かいとさんがシーズン序盤に大怪我を負ったことで、AB問わず多くの試合に出させてもらい、良くも悪くも多くの経験をさせてもらった。
しかし、
勝てなかった。
チームが試合に勝っても不甲斐なさは残り続けた。
ある試合の後では「FOがこれだけ取れないとね、、、」なんて事も言われた。
悔しかった。
「絶対見返してやる」そう心に誓い、練習に励んだ。
どこかに武者に行くと言われればリスケしてでも予定を空け、連れていってもらい、色んな人にアドバイスを貰った。その結果、徐々に勝てるようになり、自信がついた。



そして迎えたBリーグ。
法政戦。FO後あっきーさんからのパスを受け取り、初得点。めちゃめちゃ嬉しかった。そして、全員が全力を尽くし、勝利を手にすることができた。さらに、手元の勝率も高く、数少ない納得のいく試合となった。
続く一橋、日体との試合も手元の勝率に満足した。でも、FINAL4に行けなかった。
試合直後はFINAL4に進めなかった悔しさと同時に「手元は勝ってたのに」と少し複雑な気持ちになった。それから、FOの存在について改めて考えた。ラクロスという団体競技においてFOは個人競技である。だからこそ、「自分の手元さえ勝っていれば良い」そう考えていた。しかし、ゲームチェンジャーとなりうるFOは手元以上にどれだけオフェンスにボールを繋げることができるかが最優先ではないかと考え直した。そして、「チームを勝利に導くFOになる」ということを目標に2年生を終えた。




3年目。
「リーグ戦に出たい。」という思いとは裏腹に、自分の序列は3枚目と4枚目をいったりきたりと、Bチームを主戦場とした。多くの同期がAチームに定着する中、中々上がれず、自分達のことを「ガチB」なんていったりして自分の気を騙し、誤魔化した。「早くAに上がりたい」と心の底で思ってるのに。そして、毎練習打倒はせれんを掲げて挑んでは完敗し、結局2枚目になることはできなかった。けれども、自分自身の調子は超良かった。練習で負け続きでも、試合で負ける気はしなかった。実際、練習試合でもBリーグでも全然負けなかった。手元以上にポゼッション率に拘りを持ち、より多くのオフェンス機会の創出に携わることができた。試合の結果から「Aに行けないかな」なんて期待したりもした。けれど結果は変わらなかった。「なんで」と何回も思ったが、練習でれんを倒せなかった以上しょうがないと自分を納得させた。「リーグ戦に出る」という目標が絶たれ、正直モチベーションは下がった。それでも、自分を応援してくれる人、自分を評価してくれる人が居てくれたから頑張ろうと思えた。それに加えて、FOユニットの中和剤となり良くしてくれたかいとさん、間近でひたむきに努力し続けるたけちよがいてくれたから気持ちを切らさず、次年度に期待できるシーズンを送ることができた。




4年目。
前年度の成績から試合で結果を残すことに自信があった。
「試合であまり負けないだろう」そう思ってた。
でも、実際は違った。負け続けた。今までで一番最悪なシーズンの入りとなった。練習でも試合でも全然勝てず、気がついたらBに落ちてた。自分が情けなかった。
そんな中迎えた明立戦。ブレイクからの人生初アシスト。ネガティブ続きだった自分にやっと喜ばしいことが起こった。けれども、続く練習試合やBリーグで満足のいく結果を残すことは出来なかった。
辛かった。
何のためにラクロスを頑張るのか、筋トレを頑張るのか分からなくなった。
それでも、自分のこれまでの努力を評価してくれる人、期待してくれる人がいた。
「頑張ろう」
素直にそう思えた。
そして、自分が小口さんとゆうせいさんに憧れたように後輩達にFOとしてかっこいい姿を見せなければとも思った。
それから、徐々に自分への自信を取り戻し復調の兆しが見えてきた。
エンジンがかかるまでかなり遅かった。それでも後悔したってもう変わらない。与えられた残り僅かな試合、練習に全力で臨むことが使命であると心に誓い、まずは明日最大限のできることをしよう。


スタッフの方々へ
スタッフにとってFOはひたすら笛をピーピー鳴らし、耳がおかしくなると思います。その上、気性が荒く、時には文句も言い、割り当てられたらかなりディスアドだと思います。にもかかわらず、文句も言わず僕らの要望に応え続けてくれてありがとう。中央スタッフの笛はどの大学よりも質が高く、控えめにいって「最高」です。
ほんとうにありがとう。

最強のウイング陣へ
さとし
鍛え上げた大きなケツとボールへの嗅覚で明日も頼みます。一緒にアレやろう。

有光
合宿で新たな知識を身につけ、進化した有光を見せて下さい。そして、明日も熱いプレーでチームを鼓舞し続けて下さい。

増岡
練習中にチラッとフィールドをみたら思わず「うま」と口にしてしまうプレーをよくしてる、スポーツセンス抜群君。明日はどんなプレーを魅せてくれるか期待してます。
P.S. そろそろ省エネやめようね^_^

かず
2年生でリーグ戦に出てることだけでも伝説です。それでも、まだ満足してないよね?
明日こそが真の伝説のロングへの第一歩です。もちろん伝説になるよね?

たけちよ
1戦目は感動のFOをありがとう。2戦目も魅せてくれ。

れん
誰が何と言おうと学生最強はれんです。れんでないと困る。
ただ、あんま気負わずに試合に向かって下さい。なぜなら、いつも通りが一番強いんだから。


BOXメンバーへ

「頑張れ」とは言わない。
頑張るのは当然だから。
「緊張するな」とも言わない。
人は誰だって緊張するものだから。

ただ、

試合が終わって全てを出し切ったと後悔のないプレーをしよう。

そして、
2023BANDITSが史上最強で最高なチームだと言われるために、新たな歴史を築こう。


#19 中山輝一

次は、水が入ったボトルを手にしたら人にかけちゃうような、くそガキなのか童心を持ちあわせてる岡谷さんです。中横三人衆の一角を担う彼女はラクロス部に対してどのような思いを秘めているのでしょうか。熱いブログに期待です!