同期兼、ある意味大先輩でもあり、いちごには練乳かける派の守護神、穴井から回ってきました。
今年度主将を務めております松木です。
まずはこの場をお借りして、日頃より当部を支えてくださっている全ての方々に、心より感謝申し上げます。
主将として務めたこの一年、OB, OGの方々を始め、保護者の方々、学校関係者の方々には、様々な面で御支援して頂きました。
特に29thの保護者の皆様は、時には子供たちよりも熱くチームについて語り合い、応援して下さったこと、とても力になりました。
誠にありがとうございます。
以下本題になります。拙い文章ですが、最後までお付き合い頂けますと幸いです。
「BREX」
新チームが始動してすぐ、29th全員で決めたスローガンだ。
個人とチームの限界、final4の壁を壊し(Break)、王者になる(BE REX)という意味で決めた。
コーチ陣や先輩方に、意味が伝わりにくいと言われたこのスローガンだが、果たしてスローガンの通り、己の限界を超えられた人はどれだけいるだろうか。
組織としては、先の見えない自粛期間の中でも、トレーニング、壁あて、ミーティングなど出来る限りのことはやってきた。
だからこそ、活動再開後の練習試合はほとんど負けていないし、武蔵にも勝った。Bチームも2部チームを相手に互角の試合をしている。
しかし、このチームに伸び代があるとすれば、個々人が限界を打ち破ること。
明日勝つ準備はできている。
明日勝って、残りの1ヶ月でそれぞれの殻を破り、史上最高のチームにしよう。
そして、同期と後輩にそれぞれ伝えたい思いを綴りたいと思う。
後輩へ
明日はミスを恐れず公式戦の緊張感を楽しんでほしい。
ミスは全部4年で回収するから、自信を持ってプレーしてくれ。
今年を連覇の始まりにしよう。
29thへ
過去3年間の戦績を振り返れば、俺たち29thはbandits史上最も輝いてきた3年間を見てきた。だからこそ、後輩たちの4年間が更に輝くように最後まで勝つ姿を見せなければならない。
試合に出れない悔しい思いをかかえて、応援してくれる同期や、後輩の気持ちを背負って戦わなければならない。
通学も出来なかった時期に、ラクロス部を選んでくれた新入生に、選んだ道は間違ってないと伝えなければならない。
土日や、平日の朝まで練習に顔を出してくれるコーチの方々においしいお酒を飲ませなければならない。
FINAL4進出を当たり前にしてくれた、OBOGの方々に、優勝することで喜んでもらいたい。
俺たちが勝つことは、banditsに関わってくれた全ての人々の4年間の価値を高めることができる。
だからこそ勝ちたい。
そして優勝して自分史上最大の喜びを、苦楽を共にしてきた同期と分かち合いたい。
でも、明日負ければ29thとしての戦いは終わる。
毎朝の早起きも、4年間運んだ備品も、きついラントレも。
グラウンドに集まり、毎日顔を合わせることが当たり前じゃなくなる。
そんなことがあっていいはずがない。
我儘だけど信頼できる同期と
生意気だけど直向きに頑張っている後輩たちと
あと1ヶ月だけ、共にラクロスをしたい。
俺たちはまだ、何も成し遂げていない。
新人戦でも、リーグ戦でも、Bリーグでも、目標を達成していない。
勝とう。勝ち続けて、王者になろう。
王者まで、もうあと3つ。
駆け抜けよう。
#21 松木 悠