価値 | 中央大学学友会体育連盟ラクロス部 Official Blog

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中央大学学友会体育連盟ラクロス部です!
選手やスタッフの熱き想いを是非ご覧下さい!


こんにちは、ひろしから回ってきました阿部(あべりょー)です。


入試勉強のため、しばらく休部させていただいていたため、この時期にして未だに一年生の名前を覚えるのに苦労しています(笑)
最後のブログに書きたいことは沢山あるのですが、全て書くのは無理なので4年間を軽く振り返って、その中で感じた一番伝えたいことでも書こうと思います。



まず、入学時点まではバスケサークルに入って、バンドを組んで、ライブやフェスにガンガン参戦する大学生活をイメージしていました。
 

まさか、体育会系に入るとは思ってもいなかったです。でも、やっぱり「日本一」とか遊びとは一線を画して真剣に取り組むとかいうことが好きで(部の中のイメージとは違うかな?)ラクロス部に入部しました。このとき一緒に入ろうと誘ってくれた友達はすぐにやめっていったのはいい思い出です(笑)


ラクロス部に入って1か月ぐらいは毎日のように辻に行き同期の中でも真ん中より上にいました。しかし、私の将来の目標である司法試験の勉強が始まり、法職の講座が22時近くまであったりし、自主練へかける時間が減っていきました。
勉強の方も部活との兼ね合いが要領よくできず、講義を受けてもインプットが捗らず苦戦していました。


ラクロスでは同期がどんどん上手くなっていくし、勉強の方では友達が1歩も2歩も先に進んでいる状況になっていき、そんな状況がすごく苦しくて、毎日のように何度も将来と今を秤にかけて部活をやめようかなどと考えていました。


勉強の方の友人から何気なくかけられる「まだラクロスやってるの?」「いつまでやるの?」などの言葉がすごく痛かったのを記憶しています。


でも、自分の中でラクロスがうまくいかない理由を勉強に求め、勉強が進まない理由をラクロスに求めて逃げている感覚があって、それがすごく嫌で何とか好転させてやると思って続けてきました。
 

そして4年になり入試が現実味を帯びてきたときに休部をさせていただき勉強に専念することにしました。休部することについては2年生あたりから考えていて、できるならしたくはなかったし、勉強だけに重心を置く決断は今まで感じてきた嫌悪感を飲み込むことですごく抵抗がありました。

 
毎朝図書館に行き閉館の音楽(たぶん卒業式で歌うやつ)が流れるまでひたすら勉強していました。休ませていただいて言えるようなことではないとは思いますが、長期間、一切遊ばず、落ちたら復帰するときどうすればいいのかなどのプレッシャーの中で、人と関わらず一人で勉強をしていくことはすごく精神的につらかったです。
 

資格試験や公務員を目指す後輩たちには、できるなら部活の頻度を減らしてでも続けながら、勉強したほうが精神的には楽であることだけは伝えたいです。

そんなこんなで復帰し今に至ります。


思い起こせば辛かったことばかりが出てくる4年間だったのかな(笑)


でも、辛いことばかりが浮かび試合にも出られずにいた私が続けてこれたのは、リーグ戦で勝った時の喜びとか一部昇格の歓喜が何にも代えがたいものとして感じられたところが大きいです。







これからの人生であれだけの歓喜の中に入れることが何回あるかを考えれば、ラクロス部にいたことはいくら辛くても後悔はしないし、大きな財産になると思っています。



私の振り返りはこれぐらいにして、4年間で感じた伝えたいことに移ります。


今ラクロス部は100人近くいて、まだ部員は増え続けると思います。その中では当然Aチームには上がれない選手は出てきます。それどころかBチームですら試合に出られない選手も珍しくない状況がこれから出てくるはずです。


これまで、毎年そういう境遇の選手はでていて数的には増え続けています。

 
でも、そんな試合に出られない、プレーで活躍できていない、選手たちでもそれを理由にやる気を落としたり、ラクロス部をやめたりしないでほしい。


試合に出られなければつまらないし、何のために練習しているのかもつかめないと思う。ラクロス部に自分がいて何を貢献できているのか、なんでラクロス部にいるのかわからなくなると思う。


確かに、競技としてのラクロスではチームに貢献できていないかもしれない。しかし、有機的に人がつながっている中央大学ラクロス部という団体において、個々人の過ごし方は例え失敗した経験であっても、先例として後輩の「日本一」に進む道を絶対に切り開いている。

 
試合に出られないのに練習前の早朝から辻にいて壁あてしている先輩もいたし、同期にもいるけど学生コーチとして動いてくれている人もいる。怪我で満足に練習できなくても何とか部に関わっていこうとした部員もいる。Bチームなんてなくて1年生と練習し続けた先輩もいる。


それらの部員の貢献で今のチームがあるはずで、その種の貢献はラクロス部に関わっている全員がしているはずだと思う。


どうか、Aチームや主力選手になれなかった人たちが築いてきた影の文化を蔑ろにしないでほしい。そこにいる部員が支えているものは「日本一」になるためには必要不可欠なものだと感じるし、絶対に無駄なんかではないと思う。


その意味でどんな部員でもラクロス部にとっては「絶対的に必要な人間」なはずだと思います。


そんなことを下の方から4年間、眺めていて感じていました。



本日、獨協対法政が引き分けたことは私たちにとって明るいニュースですが、その辺は後ろの人たちにお願いしたいと思います。「日本一」の歓喜を味わおうね!
 

長くなりましたが、こんな感じで僕の番は終わりたいと思います。最後まで読んでいただきありがとうございました。
 

次は、いしけんよろしく!