僕はちょうど十日前肉離れをしました。その日は体験会で、みんなのテンションも異様にあがっていました。とてもいい雰囲気で時間は過ぎ、そのままの流れでカナディに入りました。一年生に実際にラクロスの練習というものを見てもらったほうがいい!ということで始まったカナディでしたが、みんなかっこいいところをみせようと必死でした。僕もその一人でした。
事件が起こったのは七本目でした。僕の前にボールが転がってきました。前からは彼が突っ込んできてました。完全にマンの体制で突っ込んできた彼を、すくってそのままフェイスダッチで抜いてやろうというイメージがとっさに頭に浮かびました。でもまずは、しっかりすくうこと!前からのプレッシャーはあったけどしっかりとすくえました。しかし、ここで予想外のことが・・・彼が速かった・・彼の頭はマン以外のなにも考えていないだろう。それがあのスピードを生むんだろう。そう・・いうならば彼は・・・・・玉砕覚悟の・・・・・零戦だ!!
フェイスダッチで抜こうとした瞬間だった。右足大腿四頭筋上部に激しい痛みが!そう、零戦のひざミサイルだ!痛みをこらえショットを放とうとするが痛みでそれどころではない。放ったショットは過去最低のものだった。倒れこむ自分、情けない姿のまま体験会は無事終了。みんなが満足そうにする中ひとり痛みに耐える自分。
もうこんなことはごめんだと心の底から思いました。もう零戦はごめんだと心の底から思いました。
いくら丈夫な体、筋肉でも足の付け根、急所を的確に零戦でやられたら怪我するんだなと思いました。
明日からは一年生も参加してきます。なにより楽しくラクロスをしたいです!