以前に

カンボジアの小学校にmyedu特命レポーターとして
行って来ましたと書きましたが、
(詳細は別のエントリーでご覧ください。)
そこで出会ったある男の子の夢を叶えられたら、と思っています。



【お願い】
あなたの周りにある
使っていない英語の教材
(英語を学ぶための本/
音楽/遊び道具など)
をご提供ください。


カンボジアの子どもへの贈り物になりますので
英語のみで書かれているものだと嬉しいです。

レベルとしては小学校5年生以下で、
アルファベットの書き方を学ぶもの、
簡単な言葉の綴りを学ぶものなどを
イメージしています。


【方法】
7月23日(土)17:00~
東京・竹橋で開かれる
私の世界一周報告会にご持参ください。

もし難しい場合はこのブログのコメント欄に
ご連絡先をつけてコメントください。
別途送付先をご連絡いたします。






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Lunnくんは小学校5年生の12歳。
毎日エデュケーションさんが2009年から
奨学金のドナーとしてサポートしている奨学生
です。

$みんなの夢地図 夢をかなえる世界一周の旅



※注釈※
カンボジアの農村では、
経済的な苦しさから
子どもたちが家計を支えるために
働きにでなければならないケースが多いそうです。


小学校を中退する子どもの割合は8%だそうです。
(カンボジア全体のデータなので
 農村部だけにするともっと多いはず。)


カンボジアの農村部では85%が農業従事者だそうです。
そのうち61%は1ha以下の畑しか持っていないのだとか。
そこでお米を育てても十分な収入にはならず、
だから子どもにも働いてもらうようになってしまう。
子どもたちは学校ではなく畑に通うようになり、
その結果、中退が生まれるというサイクルになってしまっているそうです。


小学生のうちから働きにいかなくてはならず、
小学校に入学するものの、卒業するまでに
そういった子どもたちは学校を辞めてしまうのだそうです。


小学校の6年間でさえ修了することが難しい
子どもたちが数万人もいる事実・・・。

実際、私の出会った中にも「17歳の小学生」もいました。
彼女は小学校を中退したけれども奨学金のおかげで
もう一度小学校に戻ったそうです。






今回、毎日エデュケーションさんの支援している
奨学金提供活動をレポートするために訪れた
カンボジアで出会った奨学生、
ルンくんと話をしていると、こんなやりとりになりました。


私「勉強は好き?」
ルンくん「うん」

私「なんの科目が一番好き?」
ルンくん「クメール語。」

私「クメール語が好きなんだ?」
ルンくん「うん。ほんとは英語も勉強してみたいけれど
     学校では教えてくれないから勉強できないんだ。」

私「そうなんだ。なんで英語を勉強したいの?」
ルンくん「前に英語で会話している人をみて
     かっこいいなと思ったから。」


とのこと。





奨学生になった子どもたちに聞くと

「学校で勉強ができるようになって嬉しい」

「将来は学校の先生になりたい」
「将来はナースになりたい。
 だから一生懸命勉強して学校をちゃんと卒業するの」

「奨学金をもらう前は働きにいくために
 学校に行けないこともあったけど、
 奨学生になってからは
 家の手伝いの負担が少し減って
 学校に行けるようになったの」

といった声ばかり。


学校ってこんなにも
子どもたちにとって
幸せを与える場所だったんだと
改めて気づかされたのでした。



ルンくんの学校の先生に聞くと
こんなことを言っていました。

「奨学金を受けるようになって
 以前よりも生徒たちが学校に来るようになりました。
 それだけでなく、人柄も振る舞いもよくなりました。
 これは知識が増えてよりよい生活の仕方を学んだからでしょう。
 今は両親も学ぶことの大切さを
 感じるようになり子どもたちの教育を応援しています。」


奨学生になれて学校にたくさん通えるようになったルンくん。

そんな中でルンくんが見つけた小さな夢、
それは「英語を勉強すること」
だったんです。



今回は、彼とその周りの子どもたちのために
「英語ミニ図書館」をプレゼントしたいなと
思っています。



みなさんの周りに
英語を楽しく学べる教材はありませんか?


今回は民際センターさんの現地事務所を通じて、
ご提供いただいた英語の教材をルンくんの学校に送付します。

ルンくんの学校ではその教材を
誰もが借りられるように
スペースを作ってくれる予定です。



教材だけで英語が話せるようには
ならないかもしれないけれど、
でも、ものも限られている田舎の村。
教育の種類も限られている学校。
そんな中で彼が少しでも興味をもったものに
きちんと向かい合うことができて、
それが彼の将来への希望につながったら
とても嬉しいと思っています。


皆様のご協力をいただければ幸いです。