あけましておめでとうございます。



2012年、新しい年とともに、うれしいニュースが届きました。

去年の帰国報告会の参加費で申し込んだ、
カンボジアの子どもの教育支援で
3年間サポートする子どもの写真が届きました。



10歳のHuonちゃんです。

$みんなの夢地図 夢をかなえる世界一周の旅

(この写真、きっと民際センターのスタッフが
 何度も何度も撮り直して撮ってくれたんだろうな。
 私が訪問した時に撮影風景を見たのですが、
 本当に小さな顔の影も気をつけて
 きれいに何枚も何枚も撮っていました。)


証書も届きました。
$みんなの夢地図 夢をかなえる世界一周の旅


支援者名も、しっかり、

MIKA AND HER FRIENDS
になっています。

帰国報告会にいらしたみなさんの参加費と寄付で、
 この奨学金を寄付することができました。




改めてなぜ、カンボジアの子どもを支援することにしたのか、
その背景について書きたい思います。


カンボジアでは、
小学校の中退率が高いのが現状です。

小学校です。高校とか大学じゃなくて。


その理由は家庭の経済状況。


カンボジアは首都プノンペンはとっても都会で現代的だけれど、
首都から30kmも離れるとすっかり田舎です。

首都は観光客がいたり、会社が会ったりしてお仕事はあるけれど、
田舎の産業は農業が中心です。

そして、カンボジアの農村では80パーセントが
農業に従事しているのだそうです。

さらにその61パーセントは1ha(100㎡)以下の土地しか
持っていないのだそう。

その土地から収穫される農作物はわずかで、
それだけで家族を支えていくのは
やはりむずかしいんだとか。


だから結果として、田舎においては、
子どもたちも家計を助けるために
学校に行かずに働かなくてはいけないのが
カンボジアの現状です。


子どもたちが家計を助ける(収入を得る)ということは、
学校で必要な学用品を買うということはもっと難しいはず。

学用品や制服など学校に必要なものが買えない、という状況が
こどもたちが学校を続けることをますます難しくしています。


そんな状況に対して、
経済的な理由で学校にいくのが難しい子どもたちに
「奨学金」として学用品などを提供しているのが
民際センターさんです。


ただ提供するのではなく、こだわりを感じるのが
「3年間同じ子どもをサポートする」ということ。

同じ子どもを継続的に支援することで、
小学校で最も中退率が高い4~6年生の学年の
就学をサポートするのです。


私がカンボジアで実際に奨学生に会ったり、
団体の職員に会ったときに熱意に感動して
私もできる限りのことをしようと誓いました。


そして、帰国後、世界一周の旅の報告会を
毎日エデュケーションさんの会場で開いた時に
いただいた参加費は、民際センターさんの奨学金のために
寄付させていただいた、というのが背景です。



実は、この奨学金、みなさんの愛で、実現しました。
当日、突然のキャンセルがあり、参加者数が予定を下回ってしまいました。

そのため、目標金額に達せず、肩を落としていたところ、
会場に来ていた他の参加者の方々が、すっと
足りない金額分を寄付してくださったのです。

「この金額があったらカンボジアの子どもを
 支えられるんですよね?」って。

みなさん、本当にありがとうございます。
民際センターさんからHuonちゃんについて連絡があったときは
このブログでご報告させていただきます。




最後に・・・。

この写真を受け取った今日は、
Huonちゃんの誕生日であることに気づきました。


Huonちゃん、おめでとう!
奨学生になったことも、お誕生日も。

幸せな人生を願っています。






※奨学金を受け取っている子どもたちを訪ねた
特命レポートはこちらからご覧いただけます。