チャオーーーーー！！！！
やほ～！昨日はバタバタしててごめんなしゃぁぁ。
秘宝館、行ったことある人いるね
わざわざ大阪から行くほどの場所なのか・・・
行く価値があるのか・・・
４２歳マザー、実際に足を運んで見て来たよ！
日本一短いと言われているコレに乗り、
山頂に到着いたしました。。。
そもそもロープウェイ乗り場の中の雰囲気からしても時が止まったままのよう。
いつ時代の！？と思うようなゲーム機が並んだゲームセンター。
両替しようにも両替機はない。
のりばに上がるには階段しかないので全く持ってバリアフリーではない。
でも・・これだけリニューアルされずに
ずっとあの時代のままなのも逆に斬新。
ここに来るまでは「今時誰がいくんだろう・・」「行く人いるんだろうか・・」とか思ってたけど、いざ山頂に到着してみてびっくり！
想像以上に若者が多い・・・！
ええええ！？
待って！？
この日は平日。
平日の午前中なのに、１０代２０代とおぼしき若者がたくさん来ている・・！
それもカップルできている・・・！
嘘～～～！！いまだにこんなにたくさんの若者が来るの！？
さらに・・２０代前半かな？
１０代後半かな？
今風の女の子が一人で来ている・・！
まぁぁぁ～～～✨
あんな可愛い子も一人で来るだなんて・・・
来てみないとわからないこともあるもんだ。
女友達同士で来ているよりもカップルで来てる方が多かった。
私達と同じ年代ぐらいの夫婦っぽい人もいれば、
２０代の社会人カップルらしき人もいるし、男女混合が多かった。
しかし、パっと見、
ソロで来てる４０代女性は一人も見かけなかった（爆）
（２０代社会人カップルに「ここにスマホ立てかけたらめっっちゃ便利ですよ」と
スマホスタンド場所を教えてもらって、２０代社会人カップルに見守られながら一人で撮影した気合いのダブルピース）
熱海秘宝館の入口に向かうにはここから３階ほど階段を上らないといけない。
ざっと見た感じエレベーターもエスカレーターもない。
それに１８歳未満は入館禁止。
（昔は子供も入れたっぽい）
入館料は
予想より高かった(笑)
せ・・・・１９００円・・・
「下手したら１０分で回れる」が頭をよぎる・・・。
いやいや、せっかくここまで来たんだから絶対に行くわよ！
チケット売り場の横には
真珠を持った人魚が鎮座してるんやけど、
これがちょっと・・・
こ・・怖いんやけど(笑)
え・・・怖くない？
じ～～っと見てるとゆ～～っくりギギギギギ・・・と前に倒れてきては
ギギギと後ろに戻ってる。
ひいいい・・・
先ほど私が「女子が一人で来ている！！」と驚いた２０代ソロ女子が偶然私の後ろに並んでいて、
チケット売り場の女性に「この人魚の前で写真撮ってもらえませんか？」と頼んでたので「私が撮りましょうか？？」と声をかけた。
うら若い女子は、あえて後ろ向きのナナメ立ちで人魚を眺めているようなポージングをしていてさすがだなと思た。
うら若女子が「お姉さんも撮りましょうか？」と気をつかってじゅれたので、
オバハンはいつものジャジャ～～んポーズで撮影してもらう。
ちょ。。。ちょっと怖いんだけど～～～・・・
さて・・いよいよいざ！秘宝館へ入館！！
レッツゴーー！！！
これまであまり情報が落ちていなかった秘宝館。
私がここへ行きたいと思っていたのは
秘密のベールに包まれた秘宝館の全貌を明かしたいと思ったから。
写真がダメなら、イラストで描けばいいんじゃない？
オギャイラストで描けばわかりやすいんじゃないか？
そう思っていたのでここに来てみたかった。
それなのに・・
それなのに！！！！
悲報。
写真だけじゃなくて模写もダメだったーーー！！
えええ！
撮影もダメ！模写もダメ！
ビデオももちろんダメ！
この秘密の館の中にあるものはいかなる方法でも画像化してはいけないらしい・・！
かーーー！！！
なんでだよ～～！
くっそ～～～！！
なるほど！そういうことか・・！
というわけでせっかくのお楽しみにしてくださっていた方、
イラストでのお届けの夢はかないませんでした。
そして、事前にSNSで秘宝館についてしらべてみたけど、
これっっっだけいろんな情報に溢れている世の中なのに、
調べればどんなことの出てくる世の中なのに、
秘宝館の中がどうなっているかはSNSでほぼ明かされてないことが判明。
どんなものが置いてあって、
どんな仕掛けになっているのか、
調べてもほぼ出てこない。
日本人の生真面目さを実感。
「撮影禁止、模写禁止」の小さな張り紙ひとつでこんなにもきちんと発信しないことを守っているって・・
日本人らしさがよく表れていると思った。
だから・・・
だから・・・！！
私がこのブログで秘宝館の中身を明かすわけにはいかない！
これまでたくさんの人達が守り抜いた秘宝館の秘密を
おぎゃんがここでぶち壊すわけにはいかない！！
そう思ったので・・・
あくまで私の「感想」をベースにお届けしたいと思います。
①昭和の雰囲気がちょっと怖い
館内は基本的にうすら暗い。
明るい場所もあるけどやっぱりエロ＝ほの暗い雰囲気が似合うから
基本うすら暗いんだけど、
昭和の暗い感じが怖くて・・・
暗闇の顔つきのマネキンがちょっと怖く感じるのと一緒。
どことなく不気味。
しかも、これがどうなるのか、どう動くのか、予備知識ゼロのまま進んでいくって現代人にとってそこそこ恐怖・・・
周りががやがやにぎわってると怖いとは感じないと思うけど、
たまたまこの時周囲に人がほぼいなくて私一人やってん。
それもあったのかも・・・
熱海秘宝館が出来たのは１９８０年。
私が１９８２年生まれなのでほぼ同じ年。
熱海秘宝館４４歳。
当時は日本各地に「なんちゃら秘宝館」が出来てたらしいのだけど次々につぶれ、
今では熱海にしか残ってない。
日本最後の「秘宝館」なのだそう。
（珍宝館とか似たような施設は他にもあるけど、秘宝館に関してはここが日本で現存してる最後の施設）
あなたよくここまで当時のものをそのまま残してこれたね・・
と拍手を送りたくなる。
②思わず叫ぶ
事前に人から聞いていたには「終始くだらない」という情報しかなかったけど・・・
思いのほか薄暗くてマネキン系が怖いっていうことと、
あと・・脅かしてくる！！！
アイツら時々私のことを脅かしてくる・・・！
やめてほんと！！！
昭和の雰囲気漂う白い電気の下（古い旅館のロビー的な）で
私のことを誘惑しておいて突然の奇襲攻撃仕掛けてくるから
マジで「わあああああ！！」と叫んで後ろにひっくり返ったし！！！
び・・びっくりしたぁぁぁぁぁ！
ちょっとやめてよ！！！
なにすんのよ！！！！
オバサンが一人「わあああ！！！」とか叫んでる声がたぶんあちらのカップルに聞こえてたと思う。
こんな情報聞いてないよ！！
③不適切にもほどがある
そしてなにより一番は・・この４４年間ですっかり変わってしまった我が国のエンタメ事情を痛感。
私達の小さい頃は志村けんのバカ殿？なんだったっけ・・名前忘れたな・・・
・平気でお風呂を覗いていたり
・スケルトン眼鏡をかけたら全裸が見えたり
・お茶の間のゴールデンタイムに全裸の女性が多数映し出されていたり、
それを小さい子供が平気で見ている時代だった
私も目にしていたし、あれを見たからといって特殊な性癖がついたわけでもないので
見たからといってなんだったんだというぐらいものだけど
今のコンプラがちがちの時代からしたら考えられないカオスな状況。
全裸ポスターどころの騒ぎじゃない
そんなものがテレビで堂々と放映されていたわけだけど、
この秘宝館の中では・・・まだそれが現存してた。。！
ミラーの前に椅子が置いてあって
「おかけください」って書いてあるねん。
その薄暗いミラー（白雪姫のような）の前に座るともれなくそこに映像が流れるんやけど、
そこに流れてくる映像を最後まで見たら、
思わず「・・・・え！！？」と独り言を言ってしまった。。。！
「え！！！？いいん！？」
って思わず独り言言ってしまったけど、
いいんです、
だって秘宝館だから
なんだろうこの懐かしい感じ。
まさに子供の頃テレビで放映されていたあの世界観がここにまだ残ってた！
今ならぜっっったいに建てられない。
１９８０年代がそのままそっくりここに残ってた・・！
実は私がどうしても行かなきゃ！！と焦っていた理由はもうひとつ。
ケエ子とも話していたけど
「行けるうちに行っておかないとそのうちつぶれるんじゃ・・」
と心配していたから。
こんなボロボロの施設（失礼）早く行かないとつぶれちゃうんじゃない？
誰も行く人がいなくて閉鎖しちゃうんじゃない？って心配していたけど、
まさかの・・・
今年５月一部リニューアルしてたーーー！！
どひゃーーー！！！
１９８０年開館以来初めての一部リニューアルが
５月に完了していたーー！！
まだまだヤル気満々ーーー！！
４４年間一度もリニューアルしていなかったこともすごい。
そしてギャーミーによるとリニューアルしてエロくなくなったらしいです・・・
だから残りの部分もこのまま残されているのはいつまでかわからないっていうのはあると思う。
どんどん浄化されていってしまう世の中なので、ここもいつまで持つのかなぁぁ・・とは感じました。
〇秘宝館から学んだこと
結論からいうと・・
やっぱり
終始くだらなかった。
たしかにくだらない。
非常にくだらない。
下手したら１０分で回れるし、
見たからといって何が残るわけでもない。
さらにいうとこれを男女のカップルでどういうテンションで見るんだろう‥とも思うし、
私はドキマルと一緒にこれを見ても困るから
ソロで見に行って良かったと思ってる。
でもなんでもついつい学びに変えてしまうオギャ子ちゃんが←
秘宝館を考察すると・・・
今だからこそ逆に斬新なのでは？と感じた。
情報過多の今の時代においてあえて一切情報が外に漏れ出てないことに
人は魅力を感じるんじゃないのかなと思った。
現地に足を運ばないと知ることができない。
徹底的に秘密を守り抜いてる、
そして見に行った人もこれを守り抜いてる
みんなの協力のもとに成り立っている秘密。
だからこそ「行ってみたい！」を掻き立てられる施設になってるんじゃないかな・・・
一番最後に出てくる令和のキャッチコピーがあった。
「エロっていちばんクリエイティブだ」
このたびリニューアルされた新エリアにかかげられているコンセプト。
このキャッチコピーもいいと思った。
例えば「世にも珍しい花」だったり「１９８０年に建てられた城」とかが
SNSに一切明かされていなくても
おそらくそんなに話題にはならないし今の若者がこれだけの数来場してないと思う。
やはりそこは秘められたエロだからこそ
エンタメ欲を掻き立てられていきたくなるのでは・・
だってスマホひとつあればもっとエロいのはすぐに検索できる。
もっと刺激的なものはたくさん落ちてる
無料で、自宅で、いくらでも楽しめるものはある中で、
あえて行く。
この不便さ、旧時代感がまた今逆に斬新なのかなと。
今、どんなものでも
プレイベントで招待された人達がイベントの様子をインスタにアップしていくのが主流な世の中だけど
「事前に予習することができない」ってすごい。
（予習するほどのものでもないけどｗ）
総じてよくできいる！！
そう思いながら秘宝館をあとにしたのでしたぁぁぁぁ✨
出口を出ると綺麗なテラスがあって海を眺めることができます。
あいじょう岬という名のスポットがあるので
開運・招福・縁結び。
カラフルな絵馬に願いをしたためて飾ることも出来るよ～～。
・・・というわけでかかった金額。
ロープウェイ代往復９００円
入館料１９００円
ロッカー代（スーツケース）５００円
珈琲代（飲んだ）５００円
タクシー代 ホテルからロープウェイまで１４００円
ロープウェイから熱海駅まで２２００円
合計７４００円。
これを高いと思うかどうかはあなた次第。
え？もう一回行きたいかって？
もう行かない
でも「もう行かなくていいかな」って思わせるあたりもまた秘宝館のいいところだと思う
一生に一回行ってみて，あとは口頭でどんな様子だったかを語り部のように語り継いでいこうと思いますｗ
