チャオーーーーーーー！！！！
ちょっと聞いてくれる？
あのさ、こないだの週末、オギャン、夕方から美容院行くことにしてんやん。
晩御飯作っておいたらよかったんやけど、
なんだかんだしてたら時間なくなったから
四角に「晩御飯、適当にしといて～」ってお願いして出てきてん。
そんで美容院が終わって、帰ろうとしてた１９：３０。
知らない携帯番号から電話がかかってきた。
誰かな？と思いながらも出たら、
ブィイイイイイイイイイ～～～～～・・・！！！！
・・・です・・・・が・・・・ブィイイイイ・・て・・・イイイイイーーーーー！！！！！
バイィイイイイ。。です・・・イイイイ～～～・・・ガガガビビビビ・・・・！！！！！
ははは、はい！？
なになになに！！！なんなの！？
何言ってんのか全然わからんねんけど！！！
オギャ：「すみません、聞き取れなくて・・・もう一度お願いします・・・」
周りの音がめっちゃうるさいのと、
電話の向こうの声もザラザラしてて何言ってんのかよくわからない。
とにかくブインブイン低温が鳴っててすごく聞き取りづらい。
どうにかこうにか繋ぎ合わせると、
どうやら留守番してる四角が出前を注文して、
その出前の配達員からの電話で、
「道が渋滞しててもうちょっと時間がかかるから待っててください」
っていう事らしい。
なるほど。
出前館に登録してる電話番号が私の電話番号なので四角じゃなくて私にかかってきたと。
とりあえず四角に「まだ時間がかかるらしい」っていう連絡は入れて
そこから帰ろうとしてたんやけど、
プルルルル・・・・！！！
またかかってきた！！！
出てみると・・・・
ブィイイイイイイイイン・
どこ・・・ザザザザザ・・・・
バイイイイイ・・です・・
が・・イイイン・・・ガササササササ・・・・
またや（白目）
もおおおおおお～～～～。
なんなん！
何言ってんのかわっからへん！！！！
どっから電話してんのよ！
地底からでもしてんのか！！！
何回も聞きなおしたら、
どうやら、
迷子になったらしい。
おぉう・・・・・。
私が家にいたらちょっとその辺まで出て探しに行く事も出来るけどあいにく今外出中だし、
出前頼んだんあたしちゃうし、
何言ってんのかもうわからんから
「ちょっと私、今、家にいないので夫に代わりますね。電話かけなおしさせます」
そう言って、
家にいる四角にバトンターーッチ！
ぽ～～～～い！！！
そしてこの後、私は何も知らずにホームセンターと１００均とガソリンスタンドに寄ったのだけど
この間四角はというと・・・
出前を受け取るために大苦戦していた。
・・・・・・・・・・・・・・・・
オギャからの一報を受けて外に出た四角。
近所まで来てるはずだからそのうち出くわすんじゃないかとしばし周辺を徘徊。
しかし見当たらないから配達員の携帯に電話をかける。
ブルルルル・・・
四角：「もしもし、四角ですけれど、
ここでようやくつながった、
配達員の
タツオ！（推定２０代前半・どんぶり店アルバイト）
タツオ：「今・・・バイイイイイ～～・・・ガガガ・・・田中さんの家の前です・・・」
四角：（・・・・・！！！な、なんやコイツの携帯！！！
何言ってんのか聞こえへん・・・！！！）
四角：「なんですか・・・？
え？田中さん・・・・！？
ちょっと分からないので・・・
一度駅まで戻って仕切り直しましょう！！
そこからまた説明しなおしますんで！」
こうなったらもう家まで持ってきてもらう事はあきらめて、ある地点で受け取ろうと
駅に向かって歩き始める四角。
タツオ：「駅・・・バイイイイ～～～～～・・・・ガガガ・・・
駅です ね・・・ ブイイイイイ～～～
あの・・・ガガガ・・・
(ハンズフリーのように描いちゃったけどもしかしたらイヤホンだったのかもしれない！詳しい描写はおいといて)
四角：「え！！！？
いや、今、何を見てこっち向かってるんですか？
グーグルマップとか何かないですか？？」
タツオ：「・・・・ガガガガガガ・・・ピー―――バイイイイイ～～～～～」
ちょっ、もう。タツオ・・・。
ダメだこりゃ！
何を言ってるんか全然わからんけど
もう何回も聞き返すのも疲れてきて口頭で説明する四角。
どうやらタツオの方には声はきちんと届くらしく、
駅までの道を把握し一度電話を切る。
そして、数分後、タツオから電話がかかってきた！！
四角：「もしもし！駅ありましたか？？」
タツオ：「あ・・・はい・・・バイイイイイ～～
今、
四角：「よーーーしよしよしよし！！！
それ、駅前で合ってます・・・！
はぁ・・・はぁ・・・（歩き疲れ）
今いる方向から南方面、電車で言うと○○行方面に向かってまっすぐ走ってきてください！！
そしたらうどん屋さんがあるのでその道を曲がってください！
とりあえずうどん屋目指してください。」
タツオ：「は・・・はい・・・！！また電話します・・・！」
ガチャ。
数秒後。
プルルルル。
タツオから着信。
うどん屋ついたか？
四角：「もしもし、うどん屋つきました？」
タツオ：「もしもし！！！
あの・・・・！！！！
うどん屋がありません！！」
四角：「え！？今どこですか！？」
タツオ：「今・・・？？
えっと・・・コンビニです・・・！！！」
四角：「いや、数メートルしか進んでへんやないか！！！！
もっと進め！！！！
もっと先や！！！」
この辺からタツオのポンコツっぷりにイラついてきて「ため口になる四角。
タツオ：「は・・・はい！また電話します！」
ガチャ。
プルルルル。
タツオリターン。
四角：「はい。うどん屋ありましたか？」
タツオ：「あの・・・ありません！！！」
四角：「今どこ。」
タツオ：「今、薬局です！！！」
四角：「だーーーから！！！なんでそんなちょっとずつしか進まへんねん！！！
もっと進んで！！！
うどん屋もっと先！！！
必ずうどん屋出てくるからうどん屋出てきたらその道を右折して！！」
タツオ：「は・・・はい・・・！」
ガチャ。
プルルルル・・・。
四角：「はい。」
タツオ：「もしもし！！！うどん屋ありました！！！」
四角：「あったかぁぁぁ～～！！！！
じゃぁそこのうどん屋の道を右折して！！」
タツオ：「あの・・・それなんですけど・・・
四角：「は！？
タツオ：「見当たりません・・・なんか二股みたいなところですか？」
四角「は、はぁ？？
二股ってなんや・・・
そんなんなってへんけど。
今、どこおるん？」
なんだかもうタツオとマブダチのようになってきた・・・！！
タツオ：「うどん屋の
四角：「カーーーーーっ！！！！！
なんで止まってんねん！！！！
いや、あのさ、
とりあえず動こ！！！
じっとしてても道は出てこないから
その先ちょっと動いてみたら道あるから・・・！！！」
（はぁ・・はぁ・・・マジでタツオなんやねんコイツ！
なんでこんなに方向音痴やのにこのバイトはじめてん・・・！！！）
ちょっと動いたらしいタツオ。
タツオ「あ・・・！！！！」
道ありましたぁぁぁぁぁ！！！」
四角：「そらあるやろ！！ある言うてんねんから！！！
そこを右折して走ってきて。
その先で待ってるから・・」
タツオ：「はい・・・バイイイイイ～～～～～～～～」
バイイイイイいいいいいいいい
ブイイイイイイイイン・・・・
四角が家を出てから２０分・・・。
家にはお腹を空かせてる子ども達。
こんなはずじゃなかったのにと気持ちは焦るばかりの四角。
の目の前に・・・！！！
やっと・・・
やっと・・・！！！！
やーーーーっと！！！！！
タツオキターー！！
もう、タツオが店を出てから換算したら１時間ぐらい経過してんちゃうんか！！！！
どんぶりも冷め冷め！
子どもたちもお腹ぺっこぺこ！
この時点で２０時１５分！！！
相手が相手なら「こんな出前受け取れるかー！」とか切れる人もいそうだけど
四角もそんなタイプではないので
はぁはぁ言いながら
喉からっからでようやくどんぶりを受け取る・・・・。
はぁ・・・はぁ・・・・はぁ・・・・・はぁ・・・・
タツオ：「支払いはアマゾンペイで頂いてますんで！！」
四角：「知ってる・・・・・。
あのさ・・・・
とりあえずさ・・・
これだけは言いたい・・・・
そう告げたのに、
タツオ、
聞こえないふりして
聞き流してたらしい。
そして、
タツオは帰っていった。
The end・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・
という話を帰宅後四角から聞いて
ひたすら爆笑したオギャ子。
あぁぁ～～ん！！！
タツオーーー！！！！
見たかった！！！
家で待ってたらいいだけのラクチンスタイルなのが出前のいいところのはずなのに、
まさかの外出＆疾走＆迷子からのタツオの世話で
めちゃ疲れた出前となったのであった。
カァ、、、
・・・・・・・・・・・・・・・・・
本日ウーマンエキサイト更新になってます！
子育て、夫婦関係をテーマに連載してます。
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尚、末尾に夫婦喧嘩のきっかけになった事についてのアンケートもあります。
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