ちゅんたん(9)VSゆいたん(6)
最初はじゃれ合いで始まった遊び。
でも、ママにはわかんねん。
そのうち絶対喧嘩になるって。
私:「そのぐらいにしときなさいよ!!!
そのうち怪我するよ!!」
っとにもう!!(憤)
だいたい狭いリビングに全員集まってることでさえうっとおしいのに、
喧嘩の火だねになるようなことせんとってくれ!!
と注意した矢先、
ちゅ:「イタァァァ!!!」
ゆいたんがブロックでちゅんたんの頭を殴ったぁぁぁ!!!
と同時にすかさず、
キレた兄貴がフルボッコぉぉ!!
倍返しで
ボカスカボカスカ!!!!
そらみろ。
私:「もぉぉぉおおお!!!
だーーーからやめなっ・・・・」
ほら言わんこっちゃない!と割って入ろうとしたその瞬間。
父獅子降臨!
ガオォォオオオオオオ!!!!
父:「お前らええ加減にせぇっ!!!
何回言われてんねん!!」
四角激おこ。
ボカッ!!(ちゅんたん殴る)
ボカッ!!(ゆいたん殴る)
四角激ボコ。
父:「ええ加減にせえよっ!!
ママがさっきから何回も注意してるやないか!!
優しく言われてるうちにちゃんと聞いとけっ!!!
ママの言うこと聞かんやつは、
外出とけぇぇぇ!!」
ちゅんたんをひっつかんでリビングの外へぽ~~~い!!
ゆいたんもひっつかんでリビングの外へぽ~~~い!!!
ピシャァァァァンっ!!!(閉)
夫:「・・・とにっ!チッ!!」
ザッ・・・ザッ・・・ザッ・・・・
座席に戻る父獅子。
し、・・・・・しーーーーーーーん。
ひゅぅぅぅぅぅ~~~~~~・・・・。
夫がここまで怒るのも珍しいことだけど、
稀な分 破壊力がすさまじく、
さっきまで騒がしかった家のなかが一気に、
墓場化。
ひゅぅぅぅぅ~~~~・・・(寒風)
私、夫が怒った場合どうフォローしていいかわからず、
謎の半笑いを浮かべる(不気味)。
なんやねんこいつ。
それにしても、
ママが怒ることなんてすっかり日常化してしまっているので、
私が怒ったところで子供も右から左にサァァァって流れていってしまうだけなんだけど、
父親が怒ったとなると・・・・
対処法が3人3様キャラ分かれすぎて、
こんなにも違うかと。
あたしゃ、それにウケましたわ。
長兄と次兄が抹殺されたあと、
その場に生き残った唯一の生存者。
三男・ほーちゃん(3)
いつもならゆいたんと喧嘩するのはコイツがダントツトップなくせに、
今回はたまたま兄貴たちが喧嘩してる最中まだ食事中だったため、
おかげで、
無傷で生存。
目の前で仲間を抹殺されたあとの生存本能たるやたくましく、
ほら僕、ただ静かにお食事してるだけですよアピール~~!!
(したたかっ!!)
いつもやったら絶対「もういらん」とか「おやつ食べたい」とか言いおるくせに
今日は椅子の上で正座し、
手で食器をささえ一言も文句を言わずに品行方正にご飯を食べとる。
あんた完全に
このタイミングでいつもと同じ事言ったらどうなるかわかってやろ。
ここでどう振る舞えば俺が可愛がられるかをよ~知っておる!!
生粋の腰巾着気質!!
いよっ!
しばらく放っておいたのだけれど、
そろそろどうしてるかな~~って気になり始めたので、
上二人の様子を見にいってみることにした。
部屋から追い出されてお灸もすえられ
きっと反省もしたことでしょう!
ちょっと助け船出してあげようじゃないの。
さぁ~~て・・・
どこにいるかな。
子供部屋かな?
寝室かな?
子供部屋・・・いない。
そっと寝室のドアを開けたそこには・・・・
どぉおおおおおおい!!!!
お、お前ぇぇぇぇ!!!
めっちゃくつろいどるやないかぁぁぁ!!
ななな、なにしてんの!!!
布団に潜り込んでぬくぬく漫画読んでるやん!!(ちゅんたん)
おおおおおおい!!!
びっくりするわ!!
よくこの状況でくつろげたなアンタ!!
どういう神経してんねん!!
そーーーやねん!
そうやねんこの子こういうとこあんねん!!
説教してる最中に寝たことあったからな!!!(3歳)
切り替え早いっていうか
引きづらないっていうか
空気読めないっていうか、
かかか・・・・・(泡)
お・・・おぬし、
もしや、
驚異の鋼の精神の持ち主ちゃうんか!!!
もう膝から崩れ落ちるわ。
なんか腹立ったから
強制的に布団はいでやったわ。ベリッ!!
ちゅ:「ひぃぃ~~やめてよ~~~♥」
とかなんとか言ってたけど、
なんやこいつ!
サバンナやったら真っ先に狩りから脱線して
グータラ寝とる奴や。
そして一方ゆいたんはというと、
兄貴が布団に潜り込んでゴロゴロ漫画読んでる真横に立って、
壁に向いて
うつむいてる。(自分の世界)
ももも、もしもし?
私:「ゆいたん・・・・?」
声をかけたけれど返事はない。
そっと横にいってみたら・・・・
どこから持ってきたのかよくわからないけど
手にメジャーを握りしめて、
え・・・。
なにしてんの。
ちょっ・・・・
メジャーを1センチずつ引き出して
1メモリずつぶつぶつ読み上げてる~~!!!
なにこの精神統一法!!
こんな心の落ち着かせ方があるだなんて!!
斬新すぎる!
ゆ:「・・・・・121・・・・・122・・・・・」
私:「ゆ、ゆいたん?(笑)もしかしてさっきからずっとメモリ読み続けてたん?(半笑い)」
ゆ:「・・・・124・・・・125・・・・」(無視)
私:「おおおい、ゆいた~~ん(笑)」
ゆ:「・・・・・128・・・・129・・・・」(目線も合わせない)
あかん。
シャッターしまってもてる!
結局壁に向かって150まで数えて(メジャーの最後)
ゆ:「150で終わりだった・・・・」とつぶやいて、
彼なりの精神統一法は終了した。
お疲れさまでした。
同じシチュエーションでも
3人とも全然キャラが違う。
草食動物に見せかけて実は一番図太い長男と、
肉食動物に見せかけて実は一番繊細な次男と、
無駄な抵抗はやめてさっさと強いものに巻かれる小動物の三男。
弱肉強食のサバンナで生き残れるのは
いったい誰でしょうか。
将来に期待。
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すくパラ。
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いつまで貼んねん!!