チャオーーーーーー!!!


シャンシャンシャンシャンシャン・・・・(鈴)



ちゅんまる坊っちゃまの、

おなぁぁ~りぃぃ~~~~~。(大奥)



こんな奴が一家の長となろうもんなら
一族もろとも、
滅びるわ。

はぁぁぁ・・・!
お兄さん、しっかりしてくださいよぉぉぉ!!!




いつになったら宿題するんやろうと思いながらも放っておきましたところ、

よーーーーやく宿題に取りかかろうとなさいました殿様。




ちゅ:「・・・・・・・。」





知るかーーい!!



なんで私がランドセルからわざわざ筆箱取り出して消ゴム盗まなあかんねん!!




ちゅ:「ないんだけど・・・」

知らんがな。

ちゅ:「おかしなぁ~~~、
六時間目まではあったのになぁ~~。」

知らんがな。



毎日こんなんばっかり!!!



登校前には、


知らんわ。

知るわけないやろ。




またある日は、

ちょっ、
三角定規どこやったん?

明日の持ち物、三角定規って書いてあるやん。






おみゃーーー!!!

おんどりゃぁぁぁ!!!



私:「え?三角定規、どこ行ったんって。」
ちゅ:「ん~~~。知らない。」
私:「知らないじゃないし!!」
ちゅ:「だって知らないんだもん。」
私:「なくていいの?」
ちゅ:「うん。大丈夫。」

なにその自信。


そういえば、30センチ物差しも見当たらないけど、
どこやったん?



はぁぁ!?


普通の物差しもない!
三角定規もない!!
30センチ物差しもない!


物差しという物差しがない!!!


この人毎日どうやって授業受けてんのかこの半年間ずっと不思議。



あ、そうや!!

そういえばこの間、新しく買ったカーディガン、
学校に来て行ったっきり見かけてないけどどこいったん?


ちゅ:「・・・・・。さぁ。」


ゥーマイギャーーッツ!!!

今すぐ探してこーーーい!!!




ランドセルは帰ってきたら玄関にぽ~~~い。
水筒もぽ~~い。

体操服と給食着を洗濯すれば



中身、出しとけやぁぁぁ!!!



ちょっとーーー!ピピピーー!!(警笛)

そこにパジャマ落ちたまま!!

ちゃんと畳んでしまっとかんかーーーい!(警告)



ちゅ:(スゴスゴスゴ)



ちゅ:「はい。」




あのさ、

畳むって言葉の意味知ってます?

もぉぉぉ~~~!!

バタバタバタ(走)




ご家老っ!!!


どうにかしてください!!


ビィィィ~~~~!!!!!(泣)

なんとか言うてやってくださいよぉぉぉ!!!




私:「あたしゃ、あの子の将来が心配ですよ・・・とほほほ」


ご家老:「もう、本人がいつか自分で気づくまで待つしかないんちゃう?」


ご家老:「いい加減なことしてると、
そのときは楽出来るけど、
まわりまわって結局自分が損するってことを、
いつかそのうち気づく時が来るはず。」



ご家老:「俺にも身に覚えがある。


あれは、



俺が高校生の頃だった・・・」




・・・・・・・・・・・・・・・・・・


少年四角、高校生の夏。

それは夏休み前のことだった。

キーンコーンカーンコーーン。



英語教師:「おーい。夏休みの宿題を配るぞーー。」


配られた教材は、
分厚い一冊の英文のみの冊子。



教師:「これを一冊全部日本語に訳して、ノートに書き写してこ~~~い。」



それを手にした四角少年。


心の中で、




「なんやねん。この糞のような宿題は!」
「英文を全部日本語に訳して、ノートに書き写して・・・
こんな作業になんの意味があんねん。
くっっだらねーーー」
以下自粛

糞味噌にディスる。


あぁ、そうだ。

四角少年はとにかく字を書くことが嫌い。
大量の文字をノートに写すだなんて考えただけで顔がとがる。


そこで四角は考えた。


なんとかしてこのバカげた宿題を逃れられないか・・・と。






ハッ!!!

そうだ!ピーーーン!!!!


クラスメイトに海外留学帰りの英語が堪能な女子がいるじゃないか!!


彼女は英語が得意だけれど、数学は苦手らしい。

しかし、俺は数学が得意。




ということはだ・・・。


四角:「もしもし、[英語が得意]さん?

もしよろしければ、
俺、数学解くから、
君の訳したノート、コピーさせてくれない?」



答えはもちろん、、


アグリ~!!

Win-Win!!

Yeahhhhhhhh!!!!



お互いにとって願ったり叶ったりの提案。



夏休み中に、
四角少年は彼女から英訳コピーを受け取り、
彼女には数学の回答用紙を渡した。



ヒッヒッヒ!!!

あとはこれをノートに書き写せばいいだけ。





だがしかし、あろうことか四角。



ノートに書き写すことすらなかなか取りかからず、


先伸ばし、


先伸ばし、


先伸ばしに伸ばしてるうちに、





夏休み、オワてもたーーー!!!

しまった。

終わってもた。





よし。


こうなったら仕方がない。


俺はこの宿題を、



放棄する!!

こんな無意味な宿題出してたまるかよ。

しれ~~~っと出さないことにした四角。



そのうち英語教師から咎められるかな?とも思ったけれど、
意外と何も言われなかった。






なぁ~~んだ、宿題なんて提出しなくても案外楽勝じゃん。

とすっかり味をしめた四角。





そして、

二学期の英語の期末テストでは、



申し分ない得点を獲得した。

とにかくあの宿題がやりたくなかっただけで、
根本的に英語は苦手ではなかった。


よしよし。


このくらいの点数を取っておけば、
間違いなく成績表は「5」、悪くても「4」だろう・・・・。


がしかし、


いざ受け取った成績表は、




「3」。


・・・え?
「3?」

あんなにいい点数取ったのに・・・・「3」?





四角はこのとき初めて悟った。




「・・・・なるほど。
そういうことね。」


内申とはこういうことなのか。

他人からの評価とはこういうものなのか。

社会とはこういうことなのか。






高い点数取ってればそれでいいんでしょ!!
と思っていただけれど、

「学校の成績」とはそれだけじゃない。

点数だけじゃ認められないものなんだ、とようやく思い知った高校生の夏。





四角少年は静かに悟って、
そっと成績表を閉じたのであった。。


そしてその後、今の夫の思考に至る。





・・・・・・・・・・・・・・・



ご家老:「・・・・と、このように、

いつかきっとちゅんまる本人が気づくときが来ることを願うしかない。

親は親で根気よく伝えていかないといけないとは思うけど、
親が言うより、友達の前や学校で恥かくほうが何百倍も効果がある。

おもいっきり、
恥かいたらいいねん。

そのとき、初めてちゅんまるが変わるきっかけになるだろう。」










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 すくパラ。

短めの四コマです。
 よかったら読んでみてくださいまし。
古くから読んでくださってる方は覚えてらっしゃるかもしれない話題です。




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ブログとは違って真面目っぽいこと書いてまーす。
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