チャオーーーーーー!!
ふたを開けてみれば全国津々浦々、さむりさむられさむりけり。
さむりたくないのにさむらざるを得ない上に、
さむりすぎたら入選してしまうだなんて
なんかもう、
親って大変やな。
(さて何回さむと言ったでしょうか。)
夏休みの宿題の話。
これでもう最後にするから書いてもいい?
だいたい話の流れは昨日と一緒やから
時間ある人だけ読んで。
ある晩、夫婦は途方に暮れていた。
妻:「ねぇ・・・もうどうしたらいいの。」
夫:「そうだなぁ・・・。
もういいんじゃないか?
十分頑張ったじゃないか。」
妻:「・・・・あなた!!」
夫:「人には限界っていうものがあるさ。」

夫:「もう・・・・かわりに書いてやってもいいんじゃないか?」
「読書感想文」
ババァァァァン!!!
そう!!
この夏、もっっっっとも私を苦しめた宿題はなんといっても
この読書感想文!!!
お母様方、読書感想文、めっちゃくちゃしんどくなかった!?
あたし、
超しんどかったぁぁぁ(号泣)
三年生になって文字数が一気に増えて、
書かなきゃいけない枚数は原稿用紙3枚分。
日頃文章を書いて生活している私だけれど、
自分が書くのと、子供に書かせるのは全く別物。
今回ちゅんたんが読んだ本は、これ。
警察犬になったアンズ。
動物の話やからきっと好きやろ。
(ざっとあらすじ)
思いどおりに育たないという短絡的な理由で
あろうことかアンズを保健所に捨てにやってきた飼い主。
たまたまそこに居合わせたドッグトレーナーの鈴木さん(この本の作者)がアンズを引き取ることになり、
家で飼っている警察犬と一緒に育てていく中で
アンズが日本で初めてのトイプードル警察犬になったっていう感動的な実話。
虐待を受けて心の傷を追うも恐怖を乗り越え自らの力で運命を切り開いたアンズのチャレンジのお話。
さぁ、これを読んでどう思ったか。
まず、本の中身を理解してるのかどうかを確かめたわ。
そしたら、
きちんと本の中身は全部理解しとったわ。
この子、「読む」という作業に関しては問題ないみたい。
めっちゃ読むん速い上に
細かいところまで頭に入ってる。
だけど、読書感想文は、
あらすじを書くためのものじゃぁない。
だからしんどい。
私:「この本を読んで、一番感動したところって、どこ?」
ちゅ:「え?

即答。
ん?
いやいやいや・・・・
ななな、
なんて?
感動したところが、なにもないって?
んなバカな。
どこかしらあるやろ。
人間に虐められた子犬がやな、
一生懸命練習して警察犬になったんやろ?
すごいやんか。
小さい体で大きな犬に負けないように
何度も何度も練習して
難しい試験クリアしたんやろ?
これであんたは何とも思わへんのか。
ちゅ:「え。
即答。(再)
・・・・・・・・・・・。
え・・・・ちょっと・・・・
何を言ってるのかわかりません。
ただ読んだだけで何も思わない?
そんなこと・・・ある?
ちゅ:「うん。あるよ。」
ないやろ。
何かしら思うことあるやろ。
ちゅ:「何もない。」
このアンズのけなげな姿に胸打たれへんかったんか。
ちゅ:「別に。」
じゃぁ、アンズが警察犬に合格できた時どういう風に思ったん?
ちゅ:「別に。
ただ、へぇーっって思っただけ。」
イラッ。
じゃぁ、笑ったところとかは?
ちゅ:「ない。」
じゃあ、悲しかったところは?
ちゅ:「別にない。」
じゃぁ、アンズが捨てられた時どういう風に思った!?
かわいそうやと思わへんかったんか!!
ちゅ:「・・・ひどいと思ったよ。」
やろ!?
で、
捨てようとした人にたいしてどう思った!?
ちゅ:「・・・・・別に。」
ピギィィィッ!!
お前には思考力がないんか!!!
腹立つな!!
んじゃ、質問を変えよう。
なんでこの本を読もうと思ったん?
ちゅ:「これを読めって決められてたから。」
ブーーーーーッ!!!!(鼻血)
そうやったぁぁ!!!
じゃぁ、最初は決められてたからっていう理由で読んだ本やったけど、
実際に読んでみてどうやった?
ちゅ:「別にどうもしない。」
カーーーーッ!!!
じゃぁ、目線をかえて、アンズのその後のお話を創作してみてもおもしろいんちゃう!?
ちゅ:「そんなの出来るわけないじゃん。」
バブーーーーっ!!!
ほんなら、アンズの目線にたってアンズ口調で書いてみるとか!?
ちゅ:「・・・・・・。(失笑)」
おんぎゃーーーーっ!!!
もう一度聞く。
どこか感動したところや、学んだところ、悲しかったところ、嫌な気持ちになったところ、
思い当たる節、身に覚え、なんでもいいから
なんかあるやろ!!!!
ちゅ:「何もない。」
キシャアァァァァッ!!!
ついに発狂。
なんやねんこいつ!!
なに聞いても「別に」「別に」「別に」!!
エリカ様か!!
なんでもいいから思いを発してくれないことには、
書きようがないやないかぁぁ!!
狂乱した母。
一文字も進まない状況に嫌気がさして、
どうしたかというと、
サンプルを見せるために、
ワードで読書感想文を作った。

(コメントでおんなじことしてる方いて笑った。
ほんまはあかんねんやろうけど、
同じような系統の子供を持つ親御さんたちならわかってくれるはず><)
警察犬になったアンズを読んで~~
ちゅんまる
この本のあらすじをさらっと述べる。
アンズが警察犬の試験にチャレンジした様子。
僕がチャレンジしたいこと、からの~~将来の夢。
それに向けて今何を頑張ってるのか。
(夢=もちろん漁師)
アンズがはじめて鈴木さんの家につれられてきた日のこと。
僕もついこの間転校してきた。
どうやって友達をつくってきたか。
アンズを読んだことによる今後の自分の人生においての希望的観測。
以上。
下書きした上で
あとは
本人に編集&脚色して書かせようとしたけれど、
そんな能力、
こいつになかった。
完全な まるうつし。(爆)
しかも、想像以上に

1200文字っていうのが多くて、
アンズの話から話題を膨らませることが難しく、
ましてやたった8年の学校と家庭の往復での生活では
大きなチャレンジをしたことも
壮大な夢も努力もなにもないし、
も・・もう・・・
誰かなんとかしてくれ。
ちょうどこのとき、ニュースで
夏休みの課題をお金で解決する(お金を出して作品を買ったり、読書感想文を下書きしてもらったりする)人が結構な数いるらしいっていうのを見て、
買いたいと思う人の気持ち、よーく分かったわ。
(買いはしないけど、需要としてはよくわかる)
結局残りの一枚半がどうにもこうにも進まなくて、
その日の晩、
いよいよ

泣いた。
夫、一ミリも怒ってないのに
泣いた!!!
そして
親子3人で、
何をどうすればいいのか、
延々と夜の23時まで会議。
読書感想文の破壊力、すさまじすぎるやろ。
親子で泣きながら夜な夜な仕上げなあかんとかどんだけ。
で、
翌日、家族会議して出た話題をさらに付け足して清書させるも、
字が鬼汚いのと、
用紙が油で汚れてしまったのとで、
せっかく書いたのをまた最初っから書き直させることにしたら、
も・・もう、カオス。
でもだんだんとどの人もちょっと可愛く思えてくるな。
また来年。
会うことになるでしょう。
お元気で。
いつも読んでくださって&コメント・いいねありがとうございます♥
リブログ大歓迎です。許可不要です^^ご自由にどうぞ。
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ウーマンエキサイト。
ブログとは違って真面目っぽいこと書いてまーす。
読んでみてね~♥
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