チャオーーーーーーー!!!!




「ママなんて死ね!」。




こんな事言う子供なんて親の躾がなってないからだ。

そう思っていた数年前までの私。



ところがどっこい、我が子の口から飛び出てくる日が来ようとは。








実際、我が子に死ね!と言われてどういう気持ちになるのかというと、

悲しい とか お腹を痛めて産んだのに・・とかは思わないもので
(私の場合)



「他のところでも同じこと言い出したら(既に言ってたら)どうしよう。」

という感情。(生々しいわ)



幼稚園で「死ね!」とか言ってたらどうしよう・・・!!

こっちの不安が先に思い浮かぶという母親の気苦労。(世間体)




皆さんも同じことおっしゃってたんだけど、

ゆいたん、きっと深い意味分かってないと思う。


嫌い!とか、もう知らない!と同じぐらいの感じで、

死ね!って言ってるような。








公園で言い聞かせた時には、


ママが死んでしまったらもう二度と会えない。
絶対に生き返ることはない。
ママが死んだら、誰がご飯作って、誰がお洗濯するの。



と、

ちょっと所帯染みてるけど、

ゆいたんに分かりやすいように伝えたつもり。






それでも、返事は「ママのバカ!!」だったもんで、

あかんわ、こいつ(白目)

どうしたら分かってくれるのかと頭を悩ませていた私。









昨日の夕方、

疲れてカーペットの上にふぁぁ~~と寝そべっていたところに、

ほーちゃんに

カーーン!とかかと落としされまして。



恥骨に。(激痛)








イッタ~ーーーーー!!

も・・・もう・・・・なんやねんな、もう。






こんなに一生懸命やってんのに、
なんでこんな仕打ちされなあかんねん。







ちきしょう。










もう死んだフリしよ(絶命)







死んだフリ、してみた。(初)






そしたら、


予想外にもゆいたんが、













おいおいと泣き始めまして。


私の枕元で、それはそれは悲しそうに、


必死に泣き始めまして。





大っっ号泣。







あら。この子、死ぬってことわかってるのか!








確かめたくて、


死んだフリ続行。(酷)










ゆ:「うっ・・・うわぁぁ・・・・

ママが死んじゃったよ~~~(泣)

ママ、死なないでよぉ~~~(泣)



おーーーいおいおいおい(号泣)」






か ら の ~~~~







ゆ:「もう、ママに会えないよぉ~~~(泣)」


と、


わんわん泣きまして。





ゆ:「ママーーー!!
もうママに会えないよーー!寂しいよーー!死んじゃやだよおぉぉーーーー!!」



さめざめと大号泣。







よし。




こんくらいでいいやろ。









気絶してたってことで、

息を吹き返しました。









私:「ハッ!!!


気を失ってた・・・・!!


ゆいたん!ママ、死んでないよ・・・!」







そしたら、



喜ぶどころかますます泣くゆいたん。









今度は、



ゆ:「ママもいつかはおばあちゃんになる?」

って聞いてきた。




私:「う・・うん。

いつかはおばあちゃんになるよ。」




ゆ:「・・・・うえ~~~ん。











おばあちゃんになったら死んでしまう(不安)












ゆ「ずっと死なないで~~~(泣)」










もはや危篤状態さながら。





えーい。この流れに乗って、お願い作戦じゃ。




もうママは・・いつかは必ず死ぬから・・・



仲良く暮らそう・・・・ゴホッ・・・ゴホゴホ・・・・









ゆ:「ママァァァ!!!(泣)


死なないでぇぇぇ!!!


ママが死んだら、俺とちゅんたんとほーちゃんだけになっちゃう!!」




パパ、カウント外。(悲報)









私:「うん・・・


ゆいたん、ほーちゃんの面倒見てあげてね・・・・



ちゅんたんを支えてね・・・・ウエッホ・・ゴホゴホゴホ!!」










そして、ママからの心からのお願い。










頼むから優しい人に育ってくれよ。







ひっひっふー。


ひっひっふーーー。









もーー、ゆいたん、泣いて泣いて。





泣きながら聞いてきた質問。








え?







え、ええええーーーと・・・・・


私:「あと50年ぐらいかな・・・」







ゆ:「あと・・・50!?


うわぁぁぁ~~~~~ん(泣)

死なないでぇぇぇ~~~」









あと50年も生きたら立派なご長寿やけど。










いや。待て。大事なこと忘れてるよ。









おばあちゃんにならなくても、死ぬことはあるんだよ。







ママだって、今夜死ぬことがあるかもしれない。

明日にはもう会えないことだってあるかもしれない。


そうなんだよ。ゆいたん。



いつ死ぬかなんて誰にも分からないの。











おばあちゃんにならなくても
死ぬことがあるだなんて・・・!!
(五歳の衝撃)







固まっとったわ。










そこからは、すっかり借りてきた猫のようになりまして(更生)



昨夜は大変平和な夜でございました。









きっと、もう、「死ね!」って言うことはないんではないだろうか。

いや、わからない。

ゆいたんのことだから、また言う事はあるかもしれない。



けれど、


死ね。という言葉の意味するものが

ゆいたんなりに分かったからこそ、

あんなにも泣いたんではないかと思う。







死んだフリしながら、

「あぁ・・こんなに愛されてるんだ」って嬉しかった事は

ゆいたんには悪いので内緒にしておこう。
































男の子はなぜアソコを触るのか。



子供は風の子というけれど。



/table><ウーマンエキサイトさんの記事が二話連続で公開されました。blogにかいてない書き下ろしの記事です。読んでみてね~。
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