プロセスと高揚する魚 | 寺岡寿人のHOTAKUREブログ

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愛媛在住のショアアングラーのブログ

シーバスや青物…真鯛やヒラメを狙い
日々、海に立ってます

現場主義でとにかく海にいる事から得た
知識や釣果…経験やインプレなどの情報を
微力ながら発信していきます

今日は日曜日
週に一度の本業が休みの日

日曜日は決まってデイゲームがしたくなる
普段できないんだから当然と言えば当然

基本ベタ凪で、どクリアなホームのデイシーバスはうまくアジャストできない事の方が多い

だけど、迫力たっぷりのバイトシーンやファイト…空や海や木や花を背景に魚との色鮮やかな写真が撮れるのが魅力的

だから土曜日の夜には
「明日は…久しぶりに軽い遠征してみようか」
とか
「離島へ渡りポイントを開拓しようか」
などどワクワクしながら妄想している

そして日曜日になると
「昨夜の妄想はドコいった!?」
と自分に突っ込みたくなる程にダラダラしてるのが僕だ



[離島に渡るも即退散]

そんな今日
そんな日曜日

「そろそろ釣り行かなきゃなー」

時計を見ると…

PM3:00

「ん、いつも通り。異常無しw」

やっぱダラダラしてたみたいだw

とは言っても、いつもより2時間早く釣りに行ける

ならばとパッと行ってパッと帰れる最寄りの離島へ

ちなみに"最寄りの離島"と聞いて
「うぉー…いいなー、絶対釣れるやん」
と思ったそこのアナタ

そんな甘くないですw

おっと脱線しました
失礼

離島に渡りまずは手早く状況チェック
パッと見て何か感じるものが無ければ移動
それの繰り返し

そして一回もロッドを振る事なく
わずか滞在30分でホームへ帰りましたw

あまりにも何も感じなかったので、先日に潮の影響で再現できなかった釣りをするプランへ




[サバの延長線上にシーバス?]

前日、サバがシンペンのスキッピングに高反応だった地磯

何本もサバをヒットさせていくうちに、ベイトの正体とベイトが溜まる場所、そして暗くなるとサバがいなくなる事がわかった

光量がある時間帯はサバがベイトを追ってるけど、日没後にはサバの群れはどこかへ消える

だけど遊泳力の無い小さなベイトは流れの変化に溜まったまま

ならば暗くなってからシーバスが動き出すタイミングにまだ流れの変化が残っていればシーバスはそこにつくはず

そして前日は日没後に流れが消えたが、1時間程ズレ込む今日は日没後に流れがある

この釣りをする方が何も感じない離島に残るより良いと判断したからホームに帰ってきた



[前日同様にサバが接岸]

日没前のまだ光量がある時間帯に前日同様サバの群れが入ってきた

「ん、ベイトはいる」

ただ今日はシンペンのスキッピングにはあまり反応しない

カウント2秒からの遅めの巻きにばかり反応する

少しベイトのレンジが入ってる感じ

「このままだと良い感じじゃね?」

なんて考えつつサバに遊んでもらいながらもサバの反応が無くなるのを待つ

そして山に陽が隠れて薄暗くなる頃には、サバからの反応が途絶えた…



[プロセスと高揚する魚]

もうすっかり真っ暗

「サバもいないし、そろそろでしょ?」

だけど反応がない…
なかなかうまくはいかないのが釣り
わかってはいるが…

「出ないけど…いる気がするんよな…」

「もう少しやろう」

「もう一投やろう」


釣り人は諦めが悪い

しぶとくアプローチを続けるうちに、少し流れが強くなった
こんな変化はシーバスの食い気に直結している

ヨレの輪郭もハッキリと出て狙うべきポイントも一目瞭然

使うルアーはスライドベイト


サイズは小さくシルエットは細い弱い弱いベイト

それを確認したら、このルアーなのかな…と選択

流れがあるからアプローチはとにかくゆっくり流し込む
シンペンを引くのは流れと風
リールを巻く手は糸フケを回収するだけ

そして、スライドベイトがヨレに入ると


コン

と、微弱なバイト

ラインが膨らんでる影響もあるけど、やっぱ小さいベイトを吸ってるなーと…
そんな印象を受けるバイト

あまり暴れないので丁寧に慌てず誘導しキャッチ

70アップの良い魚
悪くない食い方

やはり1から10まで自分で探した魚は高揚する

そのプロセスがシーバスフィッシングを更に楽しくさせる

だからランカーでなくても
たった一匹でも
こんなに満たされる



ROD    18ディアルーナ100MH
REEL   19ストラディック4000XG
LINE     PE1.5号 フロロ7号