両親の将来 | 置かれた場所で咲くんやで!元JW2世の前向き備忘録

ワクチンの予約が取れないぃぃぃ・・・チーン
取れた人みんな、めげずに何度もリロードするんだって言ってるけど、
そんなまでしないと取れないってどういうことなんだ・・・。
大変って分かってたけど、自分の番になるとやっぱりとてつもなくめんどくさいチーン
あと、旦那が職域2回接種が終わったんやけど、
副反応で2回ともすごい熱出して腕もイタタタで3~4日使い物にならなくてすごく大変で、
私がそれになったとして、お母ちゃんがいないとどうにもならない1歳児のケアを考えると、正直腰が引けてしまうのが本音。。



両親は会衆内のお助け隊みたいな人たちが助けてくれて、
かなり早めに接種が終わっているのだけど、
今考えたら結構ありがたかったなぁと思う・・・。
私ではサポートできへんかったよ・・・。
 

 

私が両親のJW継続に対して肯定的なのは、
自分では親の面倒を見切られないと思っているからでもある。

まずもって、うちの親(特に母親)は、メンタルがめんどくさい。
多分、JWでなくてもめんどくさい。
私が物心ついた時には更年期に足を突っ込んでたせいもあるだろうけど、
気分の波が激しいし家族へのあたりがきつい。
離れているからこそ、してくれたことには感謝してるけど、
実家に昔ちょいちょい帰ってたときは、
そりゃあ家事面ではかなり助けてもらったけど、
それよりも気苦労がすごく大変だった。

うちの実家では、みんな空気を読んで先回りして動く。
そしてそれがみんなに求められている。
やらないと戦争になる。主に母親から焼夷弾の雨が降り注ぐだけやけども。
おまけにそれができないと「愛がない」だのなんだの言われてエホバに結び付けられて説教されるのがオチ。
はっきり言って、旦那の実家にいるほうがめっちゃ楽。笑

義実家に初めて行った時、
自分の食べたお皿を下げただけでものすごく褒められて、そんな気を使わなくてもいいのよって言われて、
あと一応お客様な私が来てるのに、誰もしゃべらずみんな自分の好きなことしてて笑、
私も最初は気を使って義両親やおばあちゃんとしゃべったり、手伝いを申し出たりしていたけど、

途中から完全に義兄弟とゲームして、ごはんよーって言われたら食べに行くだけのダメ人間に成り下がってしまった。笑

いや、うちの義実家が特別ゆるいんかもしれへんけど、
血のつながった家族やのに、ずっと気ぃ張ってなあかんとか、ほんま無理。
母のうつ病発症は、JWのせいでもあるとは思うけど、基本的に血筋でもあって、
母方のおばあちゃんも実は精神病で廃人になって、そのまま病院で亡くなっている。
要するに、外で気を使いすぎて悩みすぎて、そのツケが全部家族に回ってくるタイプなのです・・・。

私もその血を引いていることはちょいちょい自覚してる。
自己肯定感が弱くて、人の目をすごい気にするのに、気の使い方が下手くそで人付き合いで失敗しまくっちゃう。
で、自己嫌悪で、以下悪循環のループにはまりそうになる。。
今の私にはJW社会で人付き合いする必要もないし、必要最低限な友達しかいないし笑、
自己肯定感上げてくれる旦那がいるから、そこまでは落ちない気はしてる・・・、けど、
子供にしたら旦那より私のほうが親としてだいぶめんどくさいんやろうな、とは思う。



でも、外で気を使い続ける、というのは、実は結構大切なことだったりする。

私が時々手伝っているおばあちゃん合唱団があるのだが、
コロナでしばらく団がお休みになって、一度復活した時に、
一人暮らしのおばあちゃんの一人が、まったくもって口も頭も回らなくなっていたのだ。

ボケたわけでもないし、脳梗塞になったわけでもない。

ただ、家にいて誰とも喋らなかっただけ。
それなのに、喋りたいことがしゃべれない、何を言っているか分からないレベルまで、ほんの数ヶ月で悪化していた。
元は80代にして珍しい大卒の才媛で、お子様二人を東大へ送り出し、合唱団でもずっと団長をしていた方である。
ほんの数ヶ月前までは会場の予約や合唱連盟とのやり取り、先生への謝礼など、細々した事をすべて引き受けていたし、
見事なアルトの豊かな音域をしっかりと紡ぎ出せていた方なのに。

人に気を使わず、喋らない生活を続けていると、ものの数ヶ月でこんなに衰えるものなのか、と思った。



母にとって、JWの気遣いの多い生活は、時に心を病むほどに負担になっていたのだとは思う。

しかし、セーフティネット、また、常に集まり合い何かしら喋り合うと言う環境を、今更になって両親から取り上げるのは、
もう難しいな、と思うのだ。
(それに、恐らくたとえ矛盾に気づいたとしても、両親自身がそれを望まないだろう)
この歳になると、「両親に無視されなくなる」と言うことよりも、

両親が自分で自分の面倒を見てくれる方がよほど助かるしありがたいと思う。

以前突然かかってきた長老からの電話にはビビったしなんで今頃、とか色々思ったけど、
両親の事をいつも見ていてくださってありがとうございます、と伝えた時に、
務めですからとか負担じゃないですよとかじゃなく、
「いえいえ、こちらこそとても励まされているし、いつも明るく気遣ってくださって私のオアシスのような存在になっているんですよ」
と返してきてくれた。
長老としての表の顔の常套句だとしても、咄嗟にそう返してくれることってすごくありがたいと思う。
今いる会衆が恐らくJW内としてはそう悪くない環境なのだろうと思うだけに、
もう、一生をそこで終えるつもりでいてくれたらいいな…と思う。


うちの兄弟の中では、姉だけが伝道者で離れたのでコンタクトを取ることができるのだが、
そのせいで、実家に電話したりサポートしたりと言うケアがほとんど姉に負担が行ってしまっている。
(おまけに産後の私のケアまで手伝いに来てくれてる)
金銭的な援助は私も続けているけど、
子供として十分ケアができているとは言えないし、そこには負い目がある。
そのうちの少しでもJWが引き受けてくれている事には、
正直感謝しているし、このままでいいかな、と思うのだ。

両親がぼちぼち引っ越そうかな、という話が出た時に、
(現在はエレベーターなしの市営住宅の5階に住んでいる。おまけに風呂釜が壊れたらしい)
姉が「ちょっと同居したげた方がええんかな…」などと言い始め、
お姉ちゃん正気の沙汰か、だいたいお姉ちゃん喫煙者やのにどうやって隠すのよ、共倒れになるからやめといた方が絶対ええで、と説得し、
とりあえず風呂釜の修理代金を負担したげることで一旦は落ち着いた。


そうこうしているうちに、どうやら会衆のお助け隊なるものが再び現れ、
公営住宅の入居の抽選とか、色々手伝ってくれているらしい。
ありがたすぎる。
まぁ、ほんとは、そういうのは行政も手伝ってくれない事はないのだろうけど、
親身になってやってくれるかって言うとまた違うものがあるよね…。

あ、お兄ちゃんですか?空気です
「いつもすまんな」とは言ってくるけど、あの人ノータッチです笑
兄弟それぞれの生活を守るためにも、
今JWでいてくれる環境が、それぞれにベターだなと思う日々なのでありました。