どこかで読んだ言葉。
どこで読んだんだったかな。
なるほど、と、すごく思ったのだけは覚えています。
正論は人を傷つけるから、
傷つけることをわかっていて振るわないといけない。
つまりは言い方に気をつけろ、という事ですよね。
私、個人的な好みですが、
ホリエモンと橋下さんとひろゆきが嫌いです。
与沢さんと落合陽一は好きです。
彼らの言っている事が間違っているからではありません。
むしろ、すごく考えさせられるし、いちいち正しいなぁと思うし、そういう目線が自分にはなかったなぁ、と、気づきの元になります。
嫌いなのは、
正しさを主張するやり方です。
彼らのよく叩かれる主義は自己責任論です。そして、個人がよくターゲットになります。自分ならどうするか、じゃなく、
最初から議論の対象者が特定の層、あるいは特定の個人になっている。
また、自己責任論と言う説の性質上、議論の対象者が社会の弱者になる事が多い。
そうした人に、正論を説いたところでどうなるでしょうか。
余計に病むか、反発されるかのどっちかです。
心に傷を負った人に正論を説いたところでどうなるのか。
9割の寄り添いと、残りの少しの部分に、考え方を変えるヒントを忍ばせる、くらいで十分なのではないでしょうか。
なので、
私は心に余裕がある時は、むしろ積極的に彼らのメルマガも読みますが、
「やっぱりこいつら嫌いやわ〜」と思いながら、でも勉強になるわ〜と思いながら読んでいます。笑
ちなみに、
数年前にホリエモン氏の対談イベントの際に、
お仕事で関わった事がありますが、
裏方から見る彼は至って普通の、常識的な人でした。
なので、あの論破・毒舌キャラは、彼があえて作り出している部分が大きいとは思うのですけどね。
インフルエンサーや、ビジネスを教える立場としては、有効な身の振り方だと思います。嫌いやけど。笑
まぁ、こう言う、本人に直接関わる立場でもなく、外野から見ているだけならそう言うキャラもありですが、
それが特定の個人に向いたなら、
しかもそれが社会的弱者や心に傷を負った人であったなら、
正論が何も生まないばかりか、
その人の一生の問題に関わりかねません。
「あなたの事を言っているわけではない、過剰反応し過ぎだ」と言われたとしても、
例えば言われている人と、
その発言を耳にした人がとても良く似た立場だったとしたら、
通りすがっただけのその人まで傷つけてしまうのです。
それを、傷ついた方が悪いと言い切るには、彼らの言葉は鋭すぎる。
何年も2ちゃんで論破ごっこばっかりしてて鈍ったのかもしれませんが、
あなた達の正論、十分過ぎるくらい人を傷つけてますよ、と、思います。
同じ事を最近思う事が増えました。某氏のブログですね。
心に余裕を持って、人ごととして読む分には鋭くて興味深い読み物なのかもしれませんが、
人ごとにするには元JWと言うのはあまりに共通した深い傷を持ちすぎていると思います。
言われていることはもっともなことも多いと思いますが、言い方。あと、滲み出る悪意と振りかざす正義感、そして見事なまでのブーメラン。
狙って書いてるんですよね?
きっと、お会いしたら、あの日のホリエモン氏のように、「普通にいい方」なのでしょうね。
でも、それが通りすがる沢山の直接関係ない人の心を大きく傷つけて、ひょっとしたら取り返しのつかない事になっているのではないか、と、
せめてそう思って欲しいものです。
私もJWアンチと称される方々の意見全てには頷ける訳ではありません。
何でもかんでもJWが悪かったとは到底思えないものですから。
でも、組織にいた時に負った心の傷は推して然るべきもので、それは癒されて然るべきだと思うのです。そしてそれをいつまで引きずるかは個人の自由です。
傷が癒えない限りは褒められたものではないような負の感情が湧いてくるのは本人に止められるものではないのではないでしょうか。もちろん、それを表に出したり、客観的に眺められるかどうかは個人の資質によりけりだと思いますが。
そう言う私も、今自分が書いているブログは親にはちょっと見せられませんし、
誰が読んでも傷つかないか?と言われると、怪しいものがありますが…、
少なくとも意図的に傷つけるつもりで書いてはいません。
これからもモヤモヤしたりイライラしたりする事もきっとあるでしょう。
でもそれは、出来れば己を振り返る、と言う形で片付けて行きたいなぁ、と思うものです。
JWやめて、幸せになったなぁ、と、
そういう投稿がメインのブログ界になれば、1番のいい逆証言ですよね。
これでも、昔よりはだいぶ良くなったんじゃないかな?と思っているのですが。
脱塔した方達の幸せ投稿を読める機会がもっともっと増えて行きますように。