"●●の宇宙"
アル・ディメオラやパット・メセニー、デビッド・ギルモアあたりがそういう表現にピッタリで、浮遊感と言いたいのか、何となくイメージできますね。
それとは逆に、"アーシー(Earthy)"という言い方があって、地球という言葉の通り、「土臭い」「野生的」あるいは「素朴な」「ナチュラル」「骨太な」という意味合いで使われているようです。
ワインの味わいを表現する時に「アーシー」と言ったり。
非常に、
便利な言葉ですが、
おそらく使っている側もよくわかってない(笑)
能力のない評論家やライターはやたら「アーシー」とか言う.....
.....というわけで、私はこの言葉を一度も使った事はありません。恥ずかしいから。
でも今日だけ、1回だけ使います。
"宇宙的.'と "アーシー"の中間あたりに位置するギタリストがいるので。
パット・メセニーやジョン・スコフィールドと並ぶ現代ジャズを代表するギタリスト、ビル・フリーゼル。
ジャズギターに革命をもたらした1人とも評されます。
『Is That You?』(1990年)
ウェイン・ホーヴィッツ(b)
ジョーイ・バロン(ds)
皆さんジョン・ゾーンのネイキッド・シティのメンバーだったと聞くと、ある先入観が働きますが(笑)
いや、そんないらん情報はいらんのです。
このアルバムは一発録音のセッションではなく、耳触りのいい歪み方するスライド、フリーゼルの最大の武器である幻想的なサスティンはメンバーが何度もダビングを重ねて作り上げたものです。
収録曲の大部分はオリジナルでしばしばアコースティックギターも登場。
このエレキとアコースティックのコントラストが鮮やかで、後年のフリーゼルはアメリカのカントリー音楽への傾倒が顕著になりますが、ここではまだ尖ってますね。
アレサ・フランクリンのカバーなどを聴くとかつてR&B小僧だったというのも納得。
3人で作り上げたこんな独創性ある世界、浮遊感も土臭さも兼ね備えています。
