『London Calling』に続くザ•クラッシュのアルバムは、何と3枚組というボリュームでした。
『SANDINISTA!』(1981年)
アルバムタイトルは中米ニカラグアの革命政権の名前。しかも「!」付き。
当時、コアなロックファンの間では、前作『London Calling』と『SANDINISTA!』どちらがいいかという議論が何ヶ月も続いていました。
私はこのアルバムは発売当初は買わなかったんですが、革命政権の名前をタイトルにしたモノクロのちょい地味なジャケット写真からして、かなり地味に政治色強い音なんだろうと想像していました。
でも違った....
なんとオープニング曲はラップです。
何じゃこりゃ?
律儀にLP3枚、片面6曲ずつ収録した36曲。
ロカビリーもあるし、R&Bもある。
レゲエ/ダブもある。
どう説明して良いのやら.... 前作で広げた音楽性をさらに広げていて、それが些か過剰?
削ぎ落としてもう一度2枚組に濃縮すれば良かったかもしれませんが、おそらくこの頃のザ•クラッシュはアイデアが次から次へと湧き出してエネルギーも最高頂だったんでしょう。
前作でも「これって? パンクなのか?」と思いましたが、今作も同じ。
いや、もっと面食らった。
でも、「パンクとはスタイルじゃない、生き方だ」(by ジョー•ストラマー)
恐ろしい事に、初めて聴いた時には3枚目はさすがにキツかったのに、改めて聴くと全曲がすんなり入って来ます。
とっ散らかった印象はありますが、捨て曲はない。
それにしても凄いバンドでした。
