ダンスホールの王。 | 5番の日記~日々好日編~

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気の向いた時に気の向いた事を勝手に書いています。
よってテーマは剛柔バラバラです。

カリブ海に浮かぶ小国ジャマイカで誕生したレゲエという音楽、その昔は「同志たち、立ち上がるんだ!」のメッセージ色が強いものが多く、宗教性や国の政情不安も手伝って攻撃的な歌詞が目立ちました。


初期のボブ・マーリーやピーター・トッシュなんて人殺しの目をしてます(笑)




日本人がドレッドヘアだけ真似しても、彼らの本質なんて理解してない。



それが、ジャマイカの安定と比例して次第に政治色が薄れてゆき、若者はもはや怒りを忘れて「ダンスホール」「ラヴァーズ」というナンパ音楽に枝分かれしてゆきます。



その「ダンスホール・レゲエ」を代表するアーティストがこのシャバ・ランクス。


『As Raw As Ever』(1991年)


これがデビューアルバムです。



日本のバブル期に発売されたこのアルバム、邦題がなんと、

『生でヤりたい』


収録曲の邦題も、「トラックいっぱいの女の子」「どこからスケベが始まったか」や、「イカセなきゃ」「硬くなる」など、やりたい放題(笑)



まぁ、

英語なので何を歌ってるのかわかりませんから。




この頃の日本はディスコからクラブへの過渡期あたりだったと思います。

ディスコはユーロビート全盛で。


レゲエをホールで流してる店はほとんどなかったのに、このアルバムは売れたんです。

エロいから?