今月の補選。 | 5番の日記~日々好日編~

5番の日記~日々好日編~

気の向いた時に気の向いた事を勝手に書いています。
よってテーマは剛柔バラバラです。



16日告示、28日投開票の衆議院3つの補欠選挙。


東京15区、島根1区、長崎3区。


東京15区は、公選法違反で実刑食らった自民党の柿沢未途元法務副大臣の辞職によるもの。

島根1区は自民党の細田博之前衆議院議長の死去によるもの。

そして長崎3区は、自民党の谷川弥一氏が裏金事件で辞職した事によるもの。



細田氏は亡くなりましたが、旧統一教会との深い関わりを指摘されていた真っ最中でしたから、この3つの補選は全て自民党議員の不祥事による欠員と言っていいと思います。



しかしその自民党、長崎3区は次期衆院選では "再編" される選挙区という事もあって、候補者を立てない「不戦敗」を選択。

立憲民主と維新の一騎打ちとなります。


島根1区は、仮にも元衆議院議長で重鎮だった細田氏の空席で保守王国なだけに、自民党はさすがにここは死守!と、元中国財務局長の錦織功政氏を擁立。

対抗は立憲民主党の元衆議院議員•亀井亜希子氏。



参加において最強のカードは「弔い合戦」

....なんですが、果たして??



そして東京15区。

ここが一番面白い!

そして、ややこしい。



ここでも自民党は独自候補を立てず、小池百合子氏の「都民ファーストの会」の乙武洋匡氏に乗っかる構えでした。


独自候補を立てず、と言うか、立てられない。

長崎3区も同じですが、不祥事やらかしての辞任ですから風当たりは強い。もし自民候補が負けるような事になればそりゃエラい事になります。


なら、候補を立てない「不戦敗」の方が利口?




ただ、乙武氏の推薦に関しては連立を組む公明党(と言うよりは創価学会)が、乙武氏の過去の女性問題をタテに難色を示し、結局自民党は党として乙武氏の推薦を見送り。


そのせいで、現時点での下馬評は立憲の候補です。


これで3補選は戦わずして2不戦敗?



先の江東区長選を見ても、やっぱりまだまだ都民ファーストの会(小池百合子)は強いのです。

だから勝ち馬に乗りたかったのに。




しかし???

一部で小池百合子本人が出馬するのでは?なんて怪情報が飛んでいた今回、

なぜかこのタイミングで小池氏の例の学歴詐称問題が再燃しています。


誰得?




一方の野党....

維新の会は、「選挙の為の野合だと政権を取ってもうまくいかない。だから維新は純潔路線でいく」と独自候補を立てていまして、これはこれで筋が通っているように見えます。


でもね、

野党乱立では永遠に政権は取れないのですよ。



今の野党がやらねばならないのは、せっかく自民党批判の風が吹いてるんですから、その批判票を取り込む事です。


政権支持率、自民党支持率が落ちてるのに、野党の支持率は全然上がっていません。


なぜ?

それがわかってない。



昨年の千葉5区補選でも、今回の東京15区と同じように野党候補が乱立した結果、野党票の合計は自民候補の倍もあったのに、自民党の新人に当選を許してしまいました。


立憲も須藤元気氏が出て来る前に調整できなかった?

全く知らなかった??




共産党は独自候補を引っ込めて立憲民主の酒井菜摘氏支援に回る事を発表しましたが、国民民主は乙武支持。



共産党と組む事への抵抗はあるでしょうが、共に政権を担うのは無理でも選挙協力ぐらいすれば?


「野党である事が目的」なのか、つまらん意地で自滅して勝てる選挙を落とすのはもう、アホとしか。



あ、別に立憲民主党が担いでる候補がいいと言ってるわけではなくて。

野党統一候補でないと獲れませんよ、という事。