噺家という仕事。 | 5番の日記~日々好日編~

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日本テレビの人気番組『笑点』

林家木久扇氏が "卒業" して後任は誰なのかが話題になっていましたが、新年度に入って最初の放映•4月7日に木久扇氏の定位置に代わって登場したのは立川春之輔氏でした。



かなり意外....?

だって立川流と『笑点』の関係性を考えたら、あり得ない選択。


そもそも『笑点』の初代司会は立川談志さんでした。

しかし、談志流のブラックジョークは出演者とは水と油で、ついに出演者全員が降板する非常事態になります。


結局、『笑点』から去ったのは談志さんの方。

談志さんが落語協会とも絶縁した事もあり、それ以来、半世紀に渡って『笑点』と立川流の接点はなかったんです。



三遊亭円楽氏の後任に春風亭一之輔氏が出て来た時は、えらい大物を連れて来たなという驚きがありましたが、そういうサプライズとは別の驚き。




当時、円楽氏の後任と噂されていた最有力は、女性噺家の林家つる子氏でした。

フタを開けてみると一之輔。


それはそれで良いんですが、今回も一部では林家つる子の名前が挙がっていました。


林家つる子氏は真打昇進披露興行やったばかりですから "旬" 

別に、「女だから」とかそんな色眼鏡で見ているわけじゃなくて。



その女性噺家という人たち、現在、東西で約50人だそうです。


少ない?



いや、私は逆に、「そんなにいるの?」


NHKの朝ドラ『ちりとてちん』で、噺家を目指す女性が描かれ、アマチュアを対象にした「ちりとてちん杯•全国女性落語大会」も始まって徐々に芸能版 "ガラスの天井" は取り除かれているのかもしれません。



が、

私的には、

女性の噺家、全然面白くないです。

差別ではなくて、感想。


上方落語の「喜六•清八」、東京落語でいうところの「八っつぁん•熊さん」に番頭さん、旦那さん。

落語の登場人物自体、ほとんど男ですし。


それを女性が演じてると、違和感しかないのです。



上方落語の冒頭で、

「こんにちは」

「おう、おまはんかいな、まぁ、こっち入り」

....よくあるやり取りです。


これ、女性だと無理ですよ。

個人の感想ですけど。



一度違和感を抱いてしまうと、もう笑えないのです。


ジェンダーフリーというのは、女が男と同じ事をやる、という意味ではないはず。





関係ないですが、女子ボクシングもそう。

『サンデーモーニング』で御意見番役の張本勲氏が何かいらん事を言って番組降板のきっかけになってしまってましたが、私は張本氏とは違って単純に競技として面白くないのです。



女子サッカーも。

面白くないのです、見ていて。


女子サッカーが面白くなる為には、ピッチサイズをひと周り小さくするか、試合時間を45分ハーフではなく35分ハーフにするか、どちらかしかないと思ってます。


無理を感じるんですよ。男子と同じ条件でやるのは。


女子野球はピッチャーからホームベースまでの距離、男子とは違うはず。

バレーボールもネットの高さが違う。



同じ条件でやると、それは競技として面白くない。

落語は競技ではありませんが、女性噺家には違和感あります。