「音楽の価値を下げるのはやめよう」 | 5番の日記~日々好日編~

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気の向いた時に気の向いた事を勝手に書いています。
よってテーマは剛柔バラバラです。



「Stop Devaluing Music(音楽の価値を下げるのはやめよう)」

という呼びかけが広がっています。


リアム•ギャラガーの声をAIで再現した架空のアルバム『Aisis』がファンによって公開されたり、AI生成の "偽の楽曲" が発売停止になるなど、AIを使った音楽が毎日のように話題になっている中、スティングやブライアン•メイ、スティービー•ワンダー、ビリー•アイリッシュなど著名なミュージシャン約200人と著作権管理団体が署名した書簡が公開され、AI技術の音楽的使用を批判しました。



この署名では、AI開発企業に対して、無断でAIに音楽を機械学習させる事を止めるよう求めており、「AIの攻撃的使用」として警告を発しています。



AIで... と言いますか、アプリで作曲するのはもう、プロのミュージシャンの中でも普通に行われているようです。

アマチュアならもっと。楽譜が読めなくても作曲できてしまいますから、お手軽。

結果、音楽理論を無視したような楽曲が出来上がり。



ピアノは88鍵ですが、100鍵ないと弾けないような曲があったり、腕が3本ないと叩けないようなドラムのスコアがあったり。

エドワード•ヴァン•ヘイレンのライトハンド奏法は目からウロコの衝撃でしたが、アプリで作る楽曲はそんなレベルじゃない、本当に異次元。




ただ、

音楽理論を越えた曲ってのは、普通は世には出ません。聴いていて気持ち悪いから。



気持ち悪くないですか?



それはすでにそういう音に慣れているという事なので、耳が進歩的な人です。

いや、逆にそういう音の方が心地よいと思う人かも。



でもね、

アプリで作曲しているミュージシャンってのは結果、アプリの限界が自分の限界になります。




AIで生成された曲にも、我々は時間の問題で慣れてしまうと思います。

カネを生むマーケットが世界的に出来てしまってますから、業界はそっちへ行く。作るのにカネかからんし。



第一、もはや区別がつきません....

キャリアあるミュージシャンが自身の気持ちを反映させた曲も、AIが1分で作った曲も一緒くた。