新開地・喜楽館。 | 5番の日記~日々好日編~

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よってテーマは剛柔バラバラです。



神戸の新開地に『喜楽館』という寄席の常設小屋があります。


元々この新開地というところ、大衆演劇の盛んなところで、KAVC(神戸アートビレッジセンター)もここ。


KAVCはリニューアルして『新開地アートひろば』という名称になり、演劇やダンス、美術その他様々なパフォーマンスの場になってます。



『喜楽館』は、大阪の寄席小屋『天満天神 繁昌亭』の成功を受けて、繁昌亭オープンから10年が経過した頃に、神戸にも寄席を!という声に応えてオープンしたものです。

応えて.... ちゅうか、出資を募った。


桂三枝、いや、桂文枝氏が。



そして、神戸市が助成金を出す事を決めました。



ここの話は8年ほど前にこのブログで書きましたが、私はこういうものを神戸に作るのは反対でした。

神戸は「日本ジャズの発祥地」などのイベントが定着していて、お笑いのイメージはありません。

新開地は演劇の街ですのでKAVCが生まれたんですが、大阪でうまくいったから神戸も、って、安直すぎ。


何よりも、若い落語家の発表の場とか言いましても、大阪は実は結構あちこちで発表する場はありますし、若手はしょっちゅう勉強会をやってます。

そこに新たな常設小屋を作ったら、質より量になるのは目に見えてる。


上方落語協会内でも同じ懸念から反対意見が多く出て、投票という方法をとって決めたもの。


質が低下すると、「おもろないな」と、お客さんの足が遠のきますから。



文枝さん、こういう事にエネルギー注ぐヒマがあるなら古典を勉強したら? とかそんな事を書いたかな....


古典のできない人が上方落語協会の会長やったはりましたからねえ。



この日の出演者。



大相撲の春場所(大阪場所)が行われるのに合わせたのか、笑福亭枝鶴師匠の演目は相撲ネタの「花筏」


提灯屋の職人が何かの間違いで土俵に上がるハメになってしまうという噺です。




相撲通で知られる桂文福師匠も出ていたからか、ロビーには文福師匠の相撲グッズコレクションが。




この小屋は商店街の中にあるんですが、ここの商店街、やたらうどん屋さんが多いのですよね。


新開地の人、そんなにうどんが好き?(笑)




『喜楽館』近くの洋食屋さん、『グリル一平』新開地本店。


いつも行くのは元町店の方なんですが、今日は本店に。




私は料理写真は基本的に撮りませんのでコレ(笑)



なぜコレ?



大阪の人は洋食屋に行くと、ご飯に塩をかけるそうです。

お茶碗のご飯にはかけないのに、なぜか洋食屋さんの「お皿に盛られたライス」には塩をかける?



どっかのテレビ番組でその検証をやってました。


皆さん、ホンマにかけたはりました(笑)





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これはおまけ。

新開地駅構内にあった長谷川義史さんの絵です。