死にゆくものに祈りはない。 | 5番の日記~日々好日編~

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よってテーマは剛柔バラバラです。



約2年の休養期間を経たアイアン・メイデンの8枚目のスタジオアルバム。

そして、ギタリストのエイドリアン・スミスが脱退し、元イアン・ギラン・バンドのヤニック・ガーズの加入が発表されました。


『No Prayer For The Dying』(1990年)



ファンの間ではこの作品をどう評価するのか意見が分かれているようですが、若返り?

いや、個人の好みで良いんじゃないでしょうかね?


ステージを駆け回るヤニック・ガーズも私は好きです。

ただ、アルバムはメイデンの中で上から何番目とか、そんな評価じゃない。



"原点回帰" とも言われているのはキーボードの音が減り、大作主義を一旦捨てたからかな?




オープニングから疾走感ある曲。ハードロックはこれでないと。


アイアン・メイデンというバンドの魅力の一つであったゴツゴツした荒々しさはあまりなく、コンパクトにまとまった曲が続きます。


ラストは「Mother Russia(邦題:母なるロシア)」

ドラマチックなイントロ。冷んやりした雰囲気もあり、ロシアと言われればロシア?

このアルバムが発表された1990年はまだ「ソ連」という国は存在していまして、ソ連を構成するロシア共和国ではなくもっと昔のロシア帝国のイメージのようです。


大作の予感がしますが、5分30秒。

この曲がこのアルバムでは一番長い。

私的にはムダに長い退屈な曲を「大作」と肯定するのは如何なものかと思うので、これぐらいでいいです。



アルバム通してのキメ曲はないかも?

でも、捨て曲もない。




ちなみにこのアルバム、再発された時にはなぜかジャケットのイラスト、エディの背後にいるオッチャンが消えていました。

(その後にまた復活してます)