2月24日に両国国技館で行われたボクシングのトリプル世界戦。
最も強烈な印象を残したのは、セミファイナルのWBC世界バンタム級選手権に登場した中谷潤人でした。
6回TKO勝ちで王座奪取。プロキャリアは27戦全勝です。
傷ひとつない顔で会見していた中谷、ボクシングのパンチを分析しているCompBox社によると、王者アレハンドロ・サンティエゴは計107発のジャブを繰り出しましたが、中谷が食らったのはわずか2発。
顔がキレイなはずですね。
同じ日に行われたWBA世界バンタム級選手権では井上拓真が9回KO勝ちで初防衛に成功しています。
バンタム級という階級、昔から日本人に馴染みがあって、ファイティング原田さんをはじめ、辰吉丈一郎や薬師寺保栄、山中慎介に長谷川穂積など名チャンピオンがたくさんいます。
漫画『あしたのジョー』の主人公もバンタム級。
井上尚弥が4団体統一したのが2022年12月。
スーパーバンタム級転向で全ての王座を返上した為、空位となった王座の争奪戦が勃発しました。
WBC王者・中谷潤人
WBA王者・井上拓真
井上拓真の次戦はランキング1位の石井匠との指名試合が予定されていまして、IBFの挑戦者決定戦を制した西田凌佑(←私のイチオシ)が5月に王者エマニュエル・ロドリゲスに挑戦。
その他にも、東洋太平洋王者・栗原慶太や、元フライ級の世界王者・比嘉大吾、日本王者の堤聖也も世界ランカーです。
元K-1王者の武居由樹はボクシングデビュー後8戦で全てKO勝ち。
そして、あの那須川天心もバンタム級。
バンタム級は今、最激戦区。
ファンにすれば、
世界バンタム級チャンピオンが、中谷と井上って?
どっちが強いの? という単純な疑問があるでしょう。
日本版WBSS、やれば?