『シンシナティ・キッド』 | 5番の日記~日々好日編~

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気の向いた時に気の向いた事を勝手に書いています。
よってテーマは剛柔バラバラです。

突然ですが、私、バクチは嫌いなんです。

競馬競輪競艇....  元々しません。興味もない。

マージャンもカネ賭けるから止めました。



パチンコ屋に入ったのはこれまでの生涯で一度だけ。

トイレを借りに(笑)



ゴルフをやらないのも、カネ賭けとるからです。

賭けゴルフなんてしない?

「握る」なんて言葉がありますよね?

アレでもうダメ。



ギャンブルのネタでブログ書いてる方もいらっしゃいますが、すいませんが完全スルー。



映画の中にもギャンブルのシーンがよく登場しまして、ほとんど興味ナシ。


しかし例外はあります。




『シンシナティ・キッド』(1965年/アメリカ映画)

監督:ノーマン・ジェイスン

脚本:リング・ラードナーjr、テリー・サザーン

出演:スティーブ・マックイーン、エドワード・G・ロビンソン、アン・マーグレット



バクチの話です。



流れ者の賭博屋、スティーブ・マックイーン。ニューオリンズの小さな店で賭けポーカーをやっていて、もうこの日町にも飽きた、潮時だなと思っていたところへ、伝説のポーカー名人、エドワード・G・ロビンソンがフラッとやって来ました。


マックイーンは舞い上がって、町の長老にロビンソンとぜひ手合わせをしたいので紹介してもらえないかと頼み込みます。



長老は「アンタ、頭を冷やしな」と一旦は断りますが、熱意に押されてロビンソンにマックイーンを紹介、2人はポーカーの大会で顔合わせする運びになりました。



次々に周りが脱落してゆく中、勝ち残ったのがマックイーンとロビンソン。




さぁ、サシで勝負!



このポーカーのシーンが面白いのです。

アクションスターのイメージしかなかったスティーブ・マックイーンが初めて「演技をした」と言われているこの作品、そのマックイーンのカードさばきがカッコいい。


スリリングな勝負の末に勝ったのは伝説のポーカー名人ロビンソン。



ロビンソンは敗れたマックイーンに向かって言います。

「君は強い。だが、私がいる限り、永遠にナンバー2だ」


失意のマックイーンが愛人のもとへ帰るんですが、このシーンがまたいい。


ラストも秀抜。




監督のノーマン・ジェイスン、『夜の大捜査線』などが有名で、骨太なハードボイルドが得意な人でしたが、先月に亡くなったそうです。