時へのロマン | 5番の日記~日々好日編~

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気の向いた時に気の向いた事を勝手に書いています。
よってテーマは剛柔バラバラです。



今年の干支(辰=ドラゴン)にちなんでドラゴンジャケットのアルバムを。



エイジア『Asia』(邦題:詠時感〜時へのロマン / 1982年)


売れましたねコレは。

ただし、今や中古レコード店には必ずあって叩き売られてますが。




ジョン・ウェットン、スティーブ・ハウ、カール・パーマー、ジェフ・ダウンズ。

説明不要のスーパーバンド。


難解なプログレ色はあまりないのです。

一番長い曲でも5分42秒。


でも、このメンバーですから一筋縄では行かない。

短くてPOPな曲はこの頃から広まり出したMTVオンエアかラジオ局のオンエアを露骨に狙ってますが、オープニングを飾る「Heat Of The Moment」、続く「Only Time Will Tell」はこのバンドを代表するヒット曲で、「シングルヒットぐらい、いつでも出せるぜ」の余裕すら感じます。



もちろんただのPOPではなく、メンバー個人の楽器が誰にも遠慮せずに暴れまくってるのにちゃんとまとまっていてボーカルに馴染んでるという、スリリングなのにバランスが取れている、ベテランならではのワザを発揮しています。


ただ、

「詠時感」と書いて「エイジア」と読ませるセンスはあまりよくない(笑)




『ベストヒットU.S.A』のパーソナリティをやっていた小林克也氏は、「すごい人たちが集まって歌謡曲みたいな事をやってるバンド」だと後年のインタビューで語っていましたが。