※昨日の続きです。
都市型ショップのツアーから離れたのは3つ理由がありまして、
まず、団体行動よりも、単純にスキューバダイビングそのものの興味の方が強くなり、潜り第一主義になった結果。
そして、
都市型ショップの料金は当然のように高い。
個人手配なら、そりゃあもう、全然違いますからバカらしいのです。
もう1つは、
やっぱり団体行動となると、全ての人と仲良くなるのは正直、あり得ないのですよ。
何か波長の合わない人はどうしてもいます。
なので、どんな人が来るかわからない大人数のショップツアーではなく、気の合う人とだけ行動するようになります。
多くても両手の指の数以内ですね。
このあたりは普通にある事で、当のショップスタッフも、「遅かれ早かれ都市型ショップのツアーは卒業するもの」という認識。
相当な本数を潜っていてもまだ割高なショップツアーに参加して来る人は、「ダイビング以外に目的がある人」だと分析していました。
(もちろん商売としては歓迎です)
ですので、ショップツアーで知り合って仲良くなったメンバー数人、あるいは1人で・個人手配で海に行きます。
この時は団体行動が目的ではないので、まずは「どこの海に行くか?」が選択の最優先。
申し込みの際には自分のキャリアを用紙に記入。
自己申告ですが、ごくまれに「ログ(潜水記録)を見せろ」と言われる事があります。
で、経験本数が200本超えてると、どこに行っても相手してくれなくなります....
相手してくれないとは、受け入れてくれないという意味ではなく、潜っていても「この人はベテランだから放っといても大丈夫だろう」と、いい意味で無視=自由にやらせてもらえる。
私はマクロ嫌いですので、はっきりそれを伝えていれば、着底しないで中層を漂っていても「あ、あそこにいるな」と、あまり何も言われません。
こんな風景が好きなんです。
単純に漂うのがいい。
極端に言えば、魚はいなくてもいいんです。
(個人の感想ですからね)
以前に『ファインディング・ニモ』というアニメ映画が流行った時に、主人公のクマノミは「カクレクマノミ」という種類のクマノミだとダイバー間で話題になりまして、
どーでもいい(笑)
だってマンガですやん。
何を真剣に「あのクマノミは...」って???
一番上の写真は200本あたりまで使っていたフィンです。
その後、コレ=GULLのフルフットのものに変えました。
このフィンがなぜか海外に行くと大人気で、「それはどこで買えるのか?」と皆さん興味津々。
日本にしか売ってないんでしょうか?
このフィン、目立つんです。
私のだけ。
↑↑↑↑↑
裏にこんな事を書いてるので。
もしかして
コレ見て「あ、あの人?」と思う人がいますかね?
そう、あの時の男です(笑)
で、
400本を超えてると、もしかしたら若手スタッフより潜ってるかもしれないので、セッティングなんて見てもくれないどころか、比較的キャリアの浅いお客さんを任されたり....
スキューバダイビングの人口は減少の一途のようで、今でも海にやって来るのは中高年ばかりのようですが、宇宙飛行士以外で無重力を体験できる貴重なレジャーですから、面白いと思いますよ。
安全にやれば。
まずは、
港でやるにしても船上でやるにしても、絶対に通らねばならないのが器材のセッティング。
ウエイトベルトをして重器材を背負ってマスク、フィン。
曇り止めの関係もあって、ほとんどの人は最後にグローブを装着します。
しかし私は、最初にグローブを着け、その手でセッティングする事を推奨しています。
もちろん強制などしませんが、ダイビング中はポケットから何か出すのもコンパスを見るのも、インフレーターを操作するのも、さらにはマスククリアやウエイトベルトを締め直したりするかもしれません。
その全てはグローブを着けた手で行うはずです。
ですので、最初にグローブを着けた手で器材のセッティングを行って慣れておくのは悪い事ではないでしょ。
万一、ベルトのバックルに指を挟んだ時でも大丈夫ですし。
マスク曇り止めはグローブ着けたままでも大丈夫なんじゃないですか?
あ、グローブしない人?
そう....
ベテランになるほど、グローブなし・素手で潜ってる人が多いです。
何なんでしょうねアレ?
海外ではグローブ着用禁止にしているところも少なくありませんね。
アレは水中生物などにやたらと触らせないようにする為。
(私はグローブはポケットに隠して潜ります)
グローブはね、した方がいいんです。
手を守る為に。
ドリフトダイビングで中層を流していれば着底はしませんからエキジットまでグローブなんていらないかもしれませんが、流れのあるところでエキジットの際にカレントロープに掴まると、元々かなり硬いですし、フジツボなどがくっ付いてると手がズタズタになります。
結構、痛いと思います。
それでもイキって「俺はノーグローブ!」ならお好きにすればいいですけど。
タンクに装着したBCジャケットが水中でいつも緩む方は、先にBCを水に放り込んで濡らすと良いと思います。
これは女子にはよくありがち。
もう1つ、
マスク曇り止めに「ツバ」を使う方。
結構、います。
曇り止め液は専用のものがあるんですが結構お高いからか、「唾液でいいんですよ〜」とわざわざ教えているガイドもたまにいたりします。
お客さんの方も、そりゃエエ事聞いた、ツバならタダだし!と思ったか、若いお姉さんでも自分のマスクに「ペッ」とやってたり....
あのね、
美しくない。
わずかなモンをケチって。
それに、外国では「人前でツバを吐く行為」はタブーです。
海外でのダイビングでツバを「ペッ」とやって曇り止めしてる日本人に顔をしかめてる外国人ダイバーを何人見た事か....
周りが見えてません。
こういう事は、ベテランが教えないとアカンのですわ。