※写真は京都・富小路六角の文化屋雑貨店で20年以上前に買った「毛沢東Tシャツ」
蓄光インキでプリントされてまして、暗いところで毛主席の顔が光ります(笑)
さて、昨日の続き…みたいな話。
田中角栄が「日中国交正常化」といういらん事をしたのが1972年。
それからすでに半世紀経ってるんですが、日中の国交は正常化などしていません。
共同声明という形でお互いに宣言してから50年経ってもマトモにならないのなら、それはもう「無理」という事ですから、中国との付き合いはほどほどにした方が良いと思います。
その中国、明日・7月1日が共産党100周年だそうで。
しかしこの国、鎖国路線を改めて改革開放に舵を切ったのはようやく1978年になってからです。
ソ連ほどではないですが、その実態はよくわかりませんでしたし、途上国の中国経済に関心を持つ人などごく限られた学者だけ。
巨大な市場になる!と将来を見ていた人がどれぐらいいたかは…???
中国の情報と言っても「三国志」「水滸伝」のような書物と太極拳とかブルース・リー(香港ですけど)
サントリーが缶入りウーロン茶を発売したのが1981年。
「お茶なんてカネ出して買う人がいるのか?」と言われていました。
「中国人は、四つ足のもので食べないのは机だけ、空を飛ぶもので食べないのは飛行機だけ」とか、完全にイメージ先行。
“中国四千年の歴史”というフレーズも、某インスタントラーメンのCMのキャッチコピーにすぎないのに、日本人は完全に刷り込まれてしまいました。
今でも信じてる人がいますが、実際には始皇帝が国を統一したのは紀元前300年あたりですから、中国の歴史は2000年そこそこ。
4000年とはサバ読みすぎです。
「漢方の考え方があるので、中国人は身体を冷やす冷たいものは食べない」というのも後付けで、実態は冷蔵庫が普及していなかった… というトホホな理由。
冷蔵庫が各家庭に普及し始めた80年代になってからは、中国の若者はジュースをガブガブ飲んでます(笑)
中華料理は野菜でも生では食べず必ず火を通すのは、野菜自体が不潔だから。
缶入りウーロン茶が市民権を得た80年代半ばになっても、昭和時代は中国に旅行する人は少なかったと思います。
私が初めて中国に行ったのも昭和。
成田~北京間、約4時間。
「英語は通じないけど、漢字の拾い読みで何とかわかるから」と騙されて(笑)飛行機に乗り込みました。
機内では空中小姐(スッチーさん)の中国語の案内しかありません。
わからん…
着陸したらしたで、共産国ならではの物々しい雰囲気の税関(別に日本人を敵視しているとか、そんな空気はありませんでしたが、とにかく暗~い)
向こうも観光客はまだまだ珍しいので、一生懸命にカタコトのなぜか英語でやり取り。
大都市の北京なのに夜8時には飲食店の営業が終わり。
不便極まりない。
一番参ったのは当時のトイレでしたね…
空港とホテル、北京の百貨店は普通に近代的でしたが、中国のトイレ事情が改善されたのは2008年の北京五輪になってようやくなんです。
(気になる方は「ニーハオトイレ」で検索してみて下さい)
例を1つだけ。
某国立公園に行った時です。
当然、トイレがあるわけなんですが、トイレの建物があって男女それぞれ入口があります。
ところが、入ってみると中がつながってる…!
つまり、入口が2つあるだけで男も女も同じトイレなんですよ。
で、しかもそれがニーハオトイレです。
日本人には無理でしょ?
(しつこいようですが、気になる方は「ニーハオトイレ」で検索してみて下さい)
今はどうなってるかなぁ。
男女別に壁ぐらい作ったかなぁ?