「海の日」にちなんで海の話…
和歌山県太地町。
はい、悪名高いイルカ漁とクジラの町ですが、そのイルカと一緒に泳げる施設があるんです。
イルカプールは直径15メートルほどの円形で、深さも結構あります。
当然、人間は足が届きませんからウエットスーツをレンタルせねばなりません。
(ウエットスーツを着れば沈む事はないので)
何年か前の話ですが、串本にスキューバダイビングしに行った時に立ち寄ったもんですから、「ウエットスーツ持ってます!」で、
ちょっと「なんで持ってんの?」みたいな顔されながら着替えてイルカプールへ移動。
簡単なレクチャー受けて、イルカショーでお馴染みの「握手」とかしてイルカに慣れた後は自由。
時間は45分。フィン(足ヒレ)使用のOK。
時間はかなり長いですが、ホンマに完全に数頭のイルカとプール内で自由です。
金属類の指輪とか装飾品は外して下さいとかの注意事項がありましたので、触っちゃダメとか乗ったらダメとか当然、NG事項がうるさいんだろうなと思ってましたが、全然そんな事もない。
触りまくり・乗りまくり。
(うまく乗れませんが、ヒレを持って何メートルかは泳げる)
「イルカと泳ごうよ!」の看板に偽りはなかったです。
ただねえ、
こいつら、カプカプと噛みよるんですよ。
じゃれてるんだと思うんですが、痛い!(笑)
こういうのって、見る人が見ればやっぱり「虐待」なんでしょうね。
(確かにイルカにすればこのプールはかなり狭い…)
で…やっぱり、と言えば、
動物愛護団体「動物の倫理的扱いを求める人々の会(PETA)」が、この太地町ではなく米国カリフォルニア州の海洋テーマパーク「SEAWORLD サンディエゴ」に対し、サーカス方式のイルカショーを止めるよう要求しました。
PETAは会見を開き、イルカがショーへの出演や監禁で苦しんでいるとして、身体・行動上の危害を記録した報告書を発表。
PETA財団の獣医ヘザー・ラリー氏によると、トレーナーが水中でイルカの背中やくちばしに乗ると、イルカは聴覚・関節・筋肉などを損傷する恐れがあり、「サーカスのような馬鹿げたショーをする為に、少なくともイルカの顔に立ってサーフボードとして使うのは止めるよう求める」としています。
このカリフォルニアのテーマパークでイルカを使ってどういうショーをしているのかは知りませんが、
顔の上に立ったらさすがにアカンと思います…