『死への逃避行』 | 5番の日記~日々好日編~

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よってテーマは剛柔バラバラです。

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『死への逃避行』(1983年フランス映画)

監督は“トリュフォーの弟子”クロード・ミレール

私立探偵ミシェル・セローのもとへある大富豪から、息子の婚約者の身辺調査の依頼が舞い込みます。

渡された写真を頼りに「どんな姉ちゃんやろか?」と調査を開始する探偵ですが、ターゲットの婚約者のお姉さん、イザベルアジャーニは拍子抜けするぐらいにあっさりと現れ、
そして彼女が立ち去った跡には依頼人である大富豪の息子の死体が…


さらに彼女の跡を追うと、金持ちを誘惑しては殺し、誘惑しては殺し、を繰り返している殺人鬼である事が判明します。

さっさと通報すりゃ良いものを、尾行を続けるうちにいつしか彼女に対して自分の娘のような感情を抱いてしまっていた探偵は、遠くから見守るのみ。

時にはアジャーニが殺した死体を、「こんなとこに放っといたらバレるやん!」と始末してあげたり。


そのうち、アジャーニはある建築家と結婚するんですが、探偵は嫉妬にかられて建築家を殺してしまいます。



以前にも書いてるんですが、私は特定の俳優目当てで映画やドラマを見る事はまずありません。
優先順位は、第1に「どんな話なのか?

第2に「監督は誰?」
(舞台の場合は「脚本は誰?」)

「誰が出てるの?」はほとんどどうでもいいんです。

このブログのプロフィール欄、好きな俳優=吹越満と書いてますが、吹越さんが出てるから見るというわけではありません。


しかし、ただ1人だけ…と言っていい例外が、イザベル・アジャーニなんですよ。
アジャーニが出ているなら見たい。


実に不思議な女優で、『アデルの恋の物語』のイメージがまだ抜けないうちに、ブルース・リーを見て欲情するブサイクなお姉さんになり、クールな裏社会の謎の女になったり、ヤリ●ンビッチになったり、地下鉄でゲロ吐いたり…
重厚な文芸作品に出たかと思うと、とんでもない駄作に出てたりします(笑)

この『死への逃避行』では、殺人を繰り返す度に髪型を変えファッションを変え、ほとんどコスプレ。