〒131-0031
東京都墨田区墨田5丁目31−13
概要
正式名称(山号+院号+寺名)
隅田山吉祥院多聞寺
創建
957〜961年
(平安時代/天徳年間/第62代村上天皇在位期間)
宗派
真言宗智山派
本尊
毘沙門天
札所等
- 南葛八十八ヶ所霊場79番札所
- 荒川辺八十八ヶ所霊場65番札所
- 荒綾八十八ヶ所霊場5番札所
- 隅田川七福神
境内
山門
案内板記載---------------▼
墨田区指定有形文化財
多聞寺山門
多明寺山門は、木造切妻造の四脚門で、現在では珍しい茅華屋根を持ちます。幅が太く深い文様を彫り出す点に特徴のある簡素な和様の造りですが、控柱の礎石(礎盤)など一部に禅宗様の技法が確認できます。
寺伝によれば、多関寺の山門は、慶安2年(1649)の建立後、享保3年(1718年)2月に焼失しています。再建年は不明ですが、手の過去帳に享和3年(1803)2月の火災に開する記録が見え、その中に「表門は焼けず」とあります。
また、専門家による調査の結果、現存する山門の建立年代は18世紀を降らない、との判断が得られています。
これらのことから、この山門は享保3年以降に再建され、享和3年の火災で焼失を免れたものではないかと考えられています(ただし後年幾度か改修が行われています)。
多聞寺山門は、このように、建立年代が江戸時代中期にあたる可能性が考えられる貴重な文化財です。平成16年に墨田区指定有形文化財に指定されました。
山号額「隅田山」(正法金書)
裏に「明和九辰三月吉日造営」、「現住法印興應代」、「願主瀧澤逸平規知」と刻まれています。このため、現存する山門を明和
9年(1772)の造営物と見る説もあります。
🔻5月①素戔嗚神社→多聞寺