冬の散歩 | 発達障害・グレーゾーンつれづれ

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ご訪問頂き、ありがとうございます。高機能広汎性発達障害・LDの息子ジン(15才・中3)とADHD傾向の弟ピン太(13才・中2)。そんな息子達との日常生活や、時々、療育など。気の向くままに綴っているブログです。コメント・メッセージ等、お気軽に残して下さいませ。

寒い寒いと言いながら・・・。

先日、

主人の実家近くの大学を 主人と二人で散歩。

主人の実家は、我が家より、朝晩冷える。


生まれて初めて見た、長い長い霜柱に 感動した。


何とも形容しがたい、

まっすぐで、きらきら。

(う。幼児なみの形容・・・。)

もろく、繊細な氷柱。

中には、くるっとカールしているものもある。

調度、西洋人の癖毛のようなカール具合。

珍しいなあ・・・。


そして、

迷うけれども、

やはり 子供のように ザクザク踏んで 足から伝わる感触を確かめる。


霜柱は、拾っても さすがに とっておくのは不可能。

子供達も一緒だったら 良かったなあと、思った。


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昨日、

夕飯の買い物に 息子達を付き合わせた。

ええ。

ちょっと弱ってましたし。

心理の先生にも

先生・「これからは、お母さんの手伝いをしっかりして、重い荷物なんかは持ってあげてね。」

と、子供達には声をかけていらっしゃったし。

体もなまっているし、子供達に必要なものもあった。


買い物に 息子達を 付き合わせるときは、犬の散歩のようわんわん

わざと、遠回りする。


近所の公園を歩き スーパーに寄ってとなると、

大体、4~5km。

体調と相談しながら、歩くのを選択。


公園には、沢山の霜柱。

ピン太(小5)、予想通り、ザクザク踏んづけはじめる蹴り

それから、手に取り、眺め、放り投げるポイッ

そして、ランニング中の大人を見て、走り出した走る

まるで、わんこしっぽフリフリ

期待を裏切らない男。

ジン(小6)は、会話に夢中で。

ひたすら、話すのに忙しく、始めだけ、ちょこっと、

踏んづけたくらい。両方いっぺんには出来ないのだ。


先日、主人と見た霜柱の話を 子供達にした。

ピン太・「これは?長いけど。」「・・・これなんかどお?」「これよりも長いの?」

長い霜柱を拾っては、私に見せる。

私・「違うなあ・・・。」


気温の違いのせいだと思うが 先日見たような長さのものは、 なかなか見つけられない。


スーパーで夕飯の買い物をして、

それから、ジン(小6)の靴を買い(26.5cmになってしまった。)

長い霜柱をみつけられないまま、

住んでいる 社宅敷地内に入り、階段を上がる

まさにその時、 


ピン太・「これなんか、いい長さだけど。どお?」

私・「そうそう!これくらい長いのよ。」

ピン太・「良かった~ニコニコ。」


灯台もと暗し。

こんな近くに、あった。


そして、何が良かったのか、さっぱりわからない。

いや、わかるような わからないような。

でも、彼は喜んでいる。

霜柱、ひとつで、こんなに盛り上がれて 良かった。良かった。


何気ない日常の中。

そこらへんにある 素敵なものに気付かず、

私達は過ごしているのかも知れない。

季節がもたらす、それらを一緒に拾った記憶の、

一緒に観た景色、そして会話の中の

どれを ピン太は覚えているのだろう。



少し、無理してでも 外に出て良かったと思う瞬間。




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