対処できるから忘れてしまえる人 | 発達障害・グレーゾーンつれづれ

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ご訪問頂き、ありがとうございます。高機能広汎性発達障害・LDの息子ジン(15才・中3)とADHD傾向の弟ピン太(13才・中2)。そんな息子達との日常生活や、時々、療育など。気の向くままに綴っているブログです。コメント・メッセージ等、お気軽に残して下さいませ。

ジン(小6)の学校でのトラブルを

その都度ではないが、結構、横で聞いていたピン太(小5)。


ピン太(小5)

「お前、そんなん気にしてたら、学校なんか行けなくなっちゃうよ。┐( ̄ヘ ̄)┌」

勿論、

現場にいない ピン太の言う事は 真に受けられないし、

それから、その人その人で、感じ方は随分変わるもの。


しかし、例えば、じゃ~、この場合は?

と ピン太(小5)に ケースごとに尋ねると、

即答で しかも実践可能な バリエーション豊かな対処法が却ってくる。


そして、思うのは、

こんなに、色々 ケースごとの処方法を考えられるピン太(小5)は、

そのようなトラブルはトラブルではなく、「出来事」なのだ。

その出来事は、ピン太にとって、イチイチ覚えていなくても良いと言う事。

取るに足らない事。


しかし、

その場で、固まってしまう兄(ジン・小6)は、

対処できないからこそ、覚えている。

対処できないから、トラブルなのだ。

そして、

この場合はこう対処する・・・と、ケースを蓄積している。

蓄積してはじめて、いつか、対処出来るかもしれない。


今回、相手に対して、担任を介してだが、

自分にされた嫌な事を 相手に伝えたジン(小6)は、

された事を逐一、覚えている。

しかし、それはそれとして。

また、スッキリと学校へ通うようになった。


対処できるから忘れてしまえるピン太(小5)は、

そうできない人もいると、今回、改めて考える機会になった。



たまたま、兄弟で正反対なので、

折りに触れ、子供達の様々な、思考に触れる機会があるので思うのだが、

学校にはもっと、様々な思考・行動様式を持った子供達にあふれているであろう。



そして、スッキリしたジン(小6)が。

相手の思考の奥にあるものにも目を向けられれば。

言う事はない。





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