寒い寒いと言いながら・・・。
先日、
主人の実家近くの大学を 主人と二人で散歩。
主人の実家は、我が家より、朝晩冷える。
生まれて初めて見た、長い長い霜柱に 感動した。
何とも形容しがたい、
まっすぐで、きらきら。
(う。幼児なみの形容・・・。)
もろく、繊細な氷柱。
中には、くるっとカールしているものもある。
調度、西洋人の癖毛のようなカール具合。
珍しいなあ・・・。
そして、
迷うけれども、
やはり 子供のように ザクザク踏んで 足から伝わる感触を確かめる。
霜柱は、拾っても さすがに とっておくのは不可能。
子供達も一緒だったら 良かったなあと、思った。
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昨日、
夕飯の買い物に 息子達を付き合わせた。
ええ。
ちょっと弱ってましたし。
心理の先生にも
先生・「これからは、お母さんの手伝いをしっかりして、重い荷物なんかは持ってあげてね。」
と、子供達には声をかけていらっしゃったし。
体もなまっているし、子供達に必要なものもあった。
買い物に 息子達を 付き合わせるときは、犬の散歩のよう。
わざと、遠回りする。
近所の公園を歩き スーパーに寄ってとなると、
大体、4~5km。
体調と相談しながら、歩くのを選択。
公園には、沢山の霜柱。
ピン太(小5)、予想通り、ザクザク踏んづけはじめる。
それから、手に取り、眺め、放り投げる。
そして、ランニング中の大人を見て、走り出した。
まるで、わんこ。
期待を裏切らない男。
ジン(小6)は、会話に夢中で。
ひたすら、話すのに忙しく、始めだけ、ちょこっと、
踏んづけたくらい。両方いっぺんには出来ないのだ。
先日、主人と見た霜柱の話を 子供達にした。
ピン太・「これは?長いけど。」「・・・これなんかどお?」「これよりも長いの?」
長い霜柱を拾っては、私に見せる。
私・「違うなあ・・・。」
気温の違いのせいだと思うが 先日見たような長さのものは、 なかなか見つけられない。
スーパーで夕飯の買い物をして、
それから、ジン(小6)の靴を買い(26.5cmになってしまった。)
長い霜柱をみつけられないまま、
住んでいる 社宅敷地内に入り、階段を上がる
まさにその時、
ピン太・「これなんか、いい長さだけど。どお?」
私・「そうそう!これくらい長いのよ。」
ピン太・「良かった~。」
灯台もと暗し。
こんな近くに、あった。
そして、何が良かったのか、さっぱりわからない。
いや、わかるような わからないような。
でも、彼は喜んでいる。
霜柱、ひとつで、こんなに盛り上がれて 良かった。良かった。
何気ない日常の中。
そこらへんにある 素敵なものに気付かず、
私達は過ごしているのかも知れない。
季節がもたらす、それらを一緒に拾った記憶の、
一緒に観た景色、そして会話の中の
どれを ピン太は覚えているのだろう。
少し、無理してでも 外に出て良かったと思う瞬間。