桃源邨のテイクアウトお粥 | 中華街ランチ探偵団「酔華」

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中華料理店の密集する横浜中華街。最近はなかなかランチに行けないのだが、少しずつ更新していきます。


 
 上海路にある「桃源邨」で油条や焼餅を買って帰る人は多いと思います。でもここは料理もテイクアウトできるんです。
 昨日の昼食は、ここの「モツ粥」(520円)をテイクアウトし、山下町公園内の會芳亭のベンチに座って食べてきました。

 こんな食べ方、皆さんにもお薦めします。ただ、この店は午後1時にならないとオープンしないのが難点です。しかも最近は、それが1時半ということもしばしばありますので要注意。
 
 お粥ができあがると、発泡スチロール製のドンブリに入れてくれます。鍋を持っていく必要はないのです。
 ネギや油条をトッピングするか別盛りにするかも選べます。山下町公園で食べるならば、トッピングしてもらったほうがいいかも。
 店内でお粥を食べるときはレンゲが付いてくるのですが、テイクアウトの場合はレンゲではなく割り箸。お茶漬けの要領で食べてくださいね。
 でも、味は変わりません。
 
 美味しいお粥を食べながら公園を眺めていると、昨年開店した「大阪やき 三太」が眼に入りました。

 そこで、わたくしはひらめいたのです。

 たこ焼きを“だしツユ”に水没させて食べるだしタコというものがあるのならば、お粥の中にたこ焼きを入れたっていいじゃないか

 わたくしはお粥を半分残して、「大阪やき 三太」に走りました。
 相変わらず近所の悪ガキたちが店のカウンターに腰掛けたりして、おじさんと雑談しています。
 わたくしが近づくと、
 「ここのタコ焼き、おいしいんだぜ!」
 「どれ買うの?」
 などと、いっせいに話しかけてきます。こういったところが、駄菓子屋っぽくていいですねえ。

 で、買ってきたのが、これ。

大玉たこ焼き4個210円


 このまま食べて美味しいたこ焼きなのに、今からこれをお粥に中に投入してしまうのです。しかも、そのお粥っていうのは、そのまま食べて美味しい「桃源邨」のモツ粥
 お粥の中には、最初から油条が入っていますが、この油条の原料は小麦粉。たこ焼きも同じです。油条はお粥の中でプルプルに柔らかくなっています。たこ焼きもプルプルで似たようなもの。
 
 今日のお粥はモツでしたが、海鮮粥ならばイカが入っています。ならばタコが入ったって、何の問題もありません。
 そんな想像を働かせて、ソースにまみれた大玉たこ焼きを一気に投入
 さあ、どうなるんでしょうか


 あまりに衝撃的な行動のため、カメラを持つ手が震え、ピンボケになってしまいました。ごめんなさい
 でも結果は、大正解とまではいきませんが、良かったです。
 桃源邨のお粥は味付けがしっかりしているのですが、そこにソースまみれのたこ焼きを入れたことによって、ものすごく味が濃くなりました。
 まるでフグチリを食べた後に作ったオジヤみたい。
 次は「だしタコ」でやってみようかな。

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