大家好!
2月4日、春節4日目(初四)に行われた論語講座では、
ちょうど春節でもあり、張武静老師が用意してくださったテーマは
何故中国人は「春節」にそれぞれ大変な思いをしても老家に帰るのか?
什么一定要回老家?


その根底に「孝」の伝統思想があることを学びました。

中国人は、
「親の側に付き添い、一人前の大人になった子としての役割を果たしたい」
だから、春節は必ず親元に帰る。。

改めて、中国人の大移動「春運」の原動力が深く愛情あるものに感じられました。


「孝」の字の成り立ちにあるように、老人の側に居ることは
親孝行の基本ですが、孔子の説く「孝」は、
単に親の言いなりになるのではなく、
親に対して「敬う心」で接し、親の悪いところを繰り返し、
根気よく伝え続けるのも、子の「孝」であるという内容でとても印象的でした。

また親が聞き入れてくれない場合も「不怨」(恨まない)という
心の持ち方にまで言及して
教えてくれていることに深く感動しました。

子曰:“事父母几谏,见志不从,又敬不违,劳而不怨。        《里仁》

また、親に対して金銭や物を与えても、そこに
「敬」の気持ちがなければ、動物と同じだという言葉もあり、
私個人も一体親を「敬う」とはどういうことなのか、
深く考えさせられるました。


一方、親が望んでいるのは、子供が心身共に健康でいることです。
張老師が、最終的に私達が目指すべき親孝行は”珍愛自己
だと仰ったのが深く心に残りました。

現代社会は多様な価値観と情報に溢れていますが、
私達はその中で、結構は自ら一つの納得のいく生き方を
選んで生きていかなくてはなりません。
他人ではなく、大勢がそうしているからではなく、
私はこう考え、行動するという指針を持ちたいものですね。

そのために、『論語』は時にメンターのように、
時に親友のように、心に寄り添いながら、
豊かな知恵を授けてくれます。

張武静老師の論語講座は本当に深く内省させられる内容です。
数人の仲間で和気あいあいと学んでおります。
1回は無料体験できますので、ぜひご興味のある方は
以下よりお問い合わせください。