指導って何?
指導って何だろう。どうすれば指導したことになるんだろう。
生徒を前にして、何かを言えば指導したことになるのか。
知識や作業手順を説明したら指導したことになるのか。
違うよね。
言ったり、説明したりするのは
指導過程にある働きかけ、手立てのひとつ。
指導の一部であって、それをもって指導とは言えない。
指導の目標は、生徒の変容。
変容ってざっくりしすぎていてわかりにくいけど
生徒が何かに気づいて、何かをできるようになること。
そんな風に私は考えています。
そのために
言う。説明する。
理解を促すために資料を用意する。
やってみせる。
完成図や完成モデルを見せる。
やらせてみせる。
練習させる。
作業をしやすいように材料や道具を用意する。
本番にチャレンジさせる。
総括して再チャレンジさせる。
こういった手立てをとって
目標の実現に迫るわけですな。
で
その手立てを講じるのが
教師の仕事です。
簡単な目標や自分の得意なことなら
手立ての数が少なく負担が少なくて済むのでしょうが
生徒の最終的な自立に迫る目標や
教師自身の不得意なこと知らないことだと
どんな手立てを講じたらいいのか
見通しが持てずに指導を躊躇してしまうのでしょう。
でもね。
仕事ですから。
仕事を躊躇しちゃいけません。
自分がわからないことは
他の人もわからないことですから
誰も指導のノウハウを持っていないんです。
指導のノウハウを持っている人が
近くにいるなら、その人任せにしていないで
ノウハウを聞く、学ぶ、盗む姿勢で
指導に関わるのがよろしい。
および腰で指導に当たり
責任逃れをしていては
いつまで経っても仕事できるようになりませんよ。
責める
責められる
絶望する
そこから抜け出すのも大切なノウハウです。
生徒にそれを伝えるために
まずは、自分がノウハウを身につけて
さらに指導のノウハウまでたどり着きたいですね。