「一瞬で自分を変える法」 再読後所感 | 中学理科教師のつぶやき

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中学校理科教師として25年。ひとつの意見として、ここに私の日々考えたことを記録していきます。同業の方、現役生徒、現役親御さんとのネットでの交流もできるといいですね。

 
ようやく桜も咲き始めましたね。
ここでも。
 
ずーっと前に買って読んで
いい本だなあと思った
アンソニー・ロビンズ著/本田健訳
「一瞬で自分を変える法」を改めて読んでみた。
 
読書というのは
1回読んで、へーっと言うのもあるが
これは身につけなくちゃと感じた本は
何回でも読んで
すっかり頭に入れて、実践して
また時々思い出したときに読んで
日常の実践を振り返るというのもあるんだそうだ。
 
普通は、小説でも自己啓発本でも
1回読んで、感心しておしまいですよね。
私はそうでした。
 
でも、本気で知識や技術を身につけたかったら
何回も読む読書が必要だなということで
「一瞬で自分を変える法」を
再読してみた次第です。
 
改めて読んでみると
今、使える技術がいっぱいです。
 
「悪習と手を切るスイッシュパターン」は
理不尽な出来事にイライラしたり
狼狽して怒りに打ち震える自分を
まさに一瞬で切り替えることができるテクニックです。
 
理性的でなく感情の暴走に振り回されているときは
まともな仕事ができなくて困っていましたけど
これを使えば、短時間で泥沼から脱出できるなと。
 
「カリスマが持つ3つの武器」VAK
授業でも同僚の説得にも使える。
 
Vはビジュアル(視覚)
Aはオーディエンス(聴覚)
Kはキネシス(体感覚)
 
相手の特性を掴んで話をしないと
相手はこちらの話を理解できない。
 
生徒の特性を掴まずに
授業でいくらくっちゃべっても
わかる生徒にしかわからないのは
この感覚特性のせいかもしれません。
 
簡単な質問紙テストで
ちょっと生徒の特性傾向を調べてみようっと。
 
その上で、授業を組み立てたらどうなるか?
ちょっと楽しみ。
 
普段の授業でも、VAKの全部が使えるように意識して
話をし、実験をし、板書や資料を提示しているけど
もっと詳しく傾向を掴んだら
何か変わるかな?
 
同僚の説得に関しても
VAKを把握した上で相手を理解していかないと
いつの間にか正しいとか間違っているとかの
勝負の世界に入り込んでしまいますからね。
 
同じ目的を持って取り組みを進める同僚ですから
敵でも何でもないんです。
 
自分とやり方や意見やペースが多少違うからと言って
いらついて、いらつきの原因を探すために
相手の落ち度やだめな理由を一生懸命挙げているようでは
いつまでたっても健全な同僚性は育ちませんね。
 
私自身がずーっと抱えていた問題のようです。
 
人のせいだと思っていたけど
やっぱり自分のせいでしたね。
 
「7つの習慣」にある

「理解してから理解される」を
より強力に進めていくためにも
「一瞬で自分を変える法」で紹介されている
VAKに基づく説明、説得

 
ラポールを築くための
ミラーリング、ペーシング、リーディングといった
テクニックを駆使しながら
わかっていきたいし
わかってもらわなくちゃならんなあと
 
困った状況を
前向きで効果的にリフレーミングするのは
得意ですけどね。
 
自分を一気に最高の状態に持って行く
アンカリングは、まだ試していませんでした。
これは、是非やっておきたいテクニックです。
 
この本は、また読み返す必要があるな。
 
では。