合同相談会の利用 | 中学受験講師ブンブンのブログ

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中学受験の塾講師とプロ家庭教師をしています。指導のあり方、入試情勢、教えて思うことなどについて、書いていきます。

数多くの私立中学・高校の先生からの説明を、一か所で聞ける「合同相談会」があります。

大きなものは、私立中学高校が主催するが、学習塾の団体や業者が主催するものもあります。

【1】1学期の主な合同相談会

1学期中の主なものを紹介します。

■「千葉県 私立中学 私学の魅力」5月14日(日)

専修大松戸、芝浦柏、国府台女子、東邦大東邦など千葉県内の私立中16校が参加する合同説明会。

http://gakuran.jp/chiba-jhs-fair/

 

■「千葉私立中学進学フェア」6月18日(日)

千葉県内の私立中学・高校が加盟する「千葉県私立中学高等学校協会」が、津田沼駅前の千葉工業大学で開きます。千葉の私立中が一堂に集まります。

https://chibashigaku.jp/modules/topics/index.php?page=article&storyid=125

 

■「東京私立中学合同相談会」5月21日(日)

東京私立中高協会が有楽町の東京国際フォーラムで開かれる相談会です。御三家など難関校も参加するのが特色。

http://j.tokyoshigaku.com/news/view/14

 

■「受験なんでも相談会」6月18日(日)

過去問で有名な出版社「声の教育社」が、新宿NSビルで開く相談会。

私も相談員として4年間座ったことがある。

https://www.koenokyoikusha.co.jp/m-page/event.html

 

【2】合同相談会とは?

1校180cmくらいの机が1つか2つ割り当てられ、2~3人の先生が座っています。受験生と保護者が、聞きたい学校の机(ブース)に行って、話を聞く形式が大半です。

あらかじめ「国語が極端に低いのですが、合計点が良ければ国語が極点に低くても合格もらえますか」「バスケット部に入ろうとかと思っているのですが、練習は毎日ですか」などと質問を用意して行くのも、もちろんOK。

でも行列ができていない場合は、「興味は持っているのですが、よく知らないので特色を説明してもらえませんか」と頼むのも問題ありません。

参加は無料です。料金が必要な相談会は、聞いたことがありません。予約・申し込みは原則必要ありません。(声の教育社の相談会は、早慶や麻布など人気校は予約制です)

 

【3】効果的な活用法

合同相談会を効果的に活用する方法は、いくつかあります。

その中で最大のポイントは、こちら↓

「合同相談会は、第一志望校ではなく併願校の話を聞く場」という点です

第一志望校は、すでに決まっていることが多いのですが、併願する第三志望校まではたいてい決まっていません。1日に5校6校から話を聞けて、10校以上から案内書をもらえる合同相談会は、併願校を絞り込む最適な場になります。

そもそも、学校を良く知るには、その学校に足を運んでじっくり説明を聞いて施設を見学するのが最適です。でも、時間と手間がかかりすぎます。

多くの学校から「この学校、いいかもね」と説明会に足を運ぶ学校を選ぶのが、合同説明会なのです。

合同説明会で、熱望している第一志望校の話を長時間聞いても意味ありません。

私立中の先生の立場は、「多くの受験生にPRして、受験生を増やしたい」というものです。第一志望と決まっている受験生親子に、30~40分も拘束されたくないのです。

顔見知りの先生がいたら、2分くらいで他の学校に移動しましょう。