紫さんに会ってきた。
http://ameblo.jp/momorisan/


30年近く続いた
「自分」の命日になった。


***


私は中学生の頃に

自分を大切に思うのを
やめようと決めた。


***


それまでの私は
弱かった。


いろんなものが怖くて、
いつも心が揺れていた。

人の顔色や
家族にあった緊張感
自分の役割
出来、不出来
順位、立ち位置
力関係・・・


自分に自信がなかった。

自分が楽しいとか
好きだと思うことに、
いつも不安が
つきまとった。

自分の感じることに
これで合っているのか?
そんな思いが
張り付いていて、

いつも”正解”を
探していたから、
ただあるがままの
自分、というのが
わからないままだった。


***


そういう自信のなさは
雰囲気として言外に
伝わるもので。

中学2年生の春には
また仲間はずれにされた。

だが、
窮鼠猫を噛む、
ではないけれど

もう本当に
そういう状態が嫌で
受け入れ難かった私は

その中心になっていた子に
電話をかけて聞いた。

「なんで無視するの?」


すると相手は
明らかに怯んで
オロオロとこう言った。

「まさか電話してくるとは
思わなかった、すごいね、ごめんね」


この時に私は
こう学んだ。


「人がしないことをすれば
勝てるんだ」



そこから私は変わった。

仲間はずれにされるような
弱くみじめな自分は
もう絶対に
受け入れないと決めた。

だから人がやらないことを
やる人間になった。

その時に
不要になったのが

自分を大切に思う
気持ちだった。


”自分を大切に思うから
守りたくなる。

守りたいものがあるから
人は弱くなる。

守るものがなければ
何も恐れるものはない”


今思えば本当に
幼い考えだけれど

あの頃の私には
それだけが自分を
救う方法だった。


その結果、
そこからの私の歴史は
見事なまでの
黒歴史となった。

白いところが
残っていたら、
今度はそこが
汚れるのが怖くなる。

怖さは弱さ。


だからわずかな白も
残らないように
色んなことをやった。


そんなことを要する場面に
出会ったことはないけれど
強くある為だったら、

裸で大通りを
闊歩するぐらいのことは
平気でやれる自分になった。


***


それに加えて私は
自分の見せ方にも
細心の注意を払って
取り組んだ。

人がどこに弱さを感じ
どこに脅威を感じるのか

自分が全体の中で
どのくらいの位置にいて

どういう風に見せれば
最も軋轢の少ない立場を
維持することができるか

そのために
自分が持っている
使える部分と
そうでない部分はどこか

自分の外見やスペックを
相対的に分析して、
反感を買わず、
かつナメられない、

ちょうどいい
出力や色付けを
選択してきた。


私の選択には
常に他者が存在していた。

でも他人軸だとは
人に気取らせないよう、
自分自身さえも
だましてやってきた。


***


で、それは
成功した。


私はいつも
ある一定の成果を
手にしていたし

人間関係で
自分が弱者になることも
まったくなくなった。



だけどいつも
空虚感や焦燥感に
さいなまれ

社会的成功を
得れば得るほどに

私の闇の部分は
色濃く深くなっていった。


そんなアンバランスが
決定的に露呈して
破綻したのが

倒産と
一度目の結婚だった。


そして心屋に出会えた。


***


ぢんさんに出会って
紆余曲折を
200回ぐらい経て(笑)

私の世界は
とてつもなく
優しくなった。


昔とは状態が
まったく違うけれど

それでも相変わらず、
気分の上げ下げはあるし、
一通りジタバタしたり、
不幸な妄想したり、

トホホな癖と
仲良くしていたりする。

それでも。

私の世界は、
これでもか
これでもか、と

私に甘く優しい現実を
突きつけてくれる。


気づけば
私があの日失った
私の”普通”が、

あの頃以上の
豊かさになって、
私の目の前に
戻っていた。


***


ところがこの幸せな
現実に反して
ここ半年近くの間、

私の感覚は、
自分の中にある不快な
違和感に占領されていた。

目の前の現実が
豊かであればあるほど、
その違和感の存在が
浮き彫りになって

私は、自分に、
何かクリアすべき
ひっかかりがある、と
認めざるを得なかった。


それがなんなのか
どうすればいいのか

答えはあらゆる場面で
受け取ることができた。


女王1期、
コバの存在、
ぢんさんの言葉、
前者後者論、
問答ライブ、
息子の存在、、、

そして何より
このテーマについては
ゆきとの関わりが
大きかった。

私たちはまるで
合わせ鏡のように、
互いを使って
自分の本当の姿を
見つけていった。


答えはわかっていた。

自分でも今年のテーマに
挙げていたとおり

私は自分に
戻らなくてはならず、

その流れは
止めようがないほどに
あらゆるシーンで
明確に示されていた。


でも。

何か釈然と
しなかった。

そもそも私には
本来の自分というのが
漠然とした
イメージでしかわからず

いずれ答えは出る、と
焦りはしなかったものの

喉の奥に
小骨が刺さったみたいに

何か釈然としない
不快な違和感が
ずっと気になっていた。


***


それが今回
紫さんの力を借りて

それはもう
これ以上ないほど
明確に消し去られた。


違和感の正体は、

戦いが、
この学びのフェーズが、

終わったということが
信じられず、

振り上げた刀を
下ろすことができずにいた
「私」だった。

横井庄一さん…である。


***


私が30年近くかけて
積み上げてきた
これまでの”私”は

紫さんと会う、という
最後のピースを
のせたその瞬間に

ガラガラと
大きな音を立てて崩れ、
跡形もなく消え去った。


ホテルのラウンジで
私はその瞬間をはっきりと
この目で見た。


終わった。

もう終わった。

それはもうない。


紫さんを通じて
本質の私自身が、
いつまでも納得しない私に

はっきりとそれを
見せてくれた。


私は嗚咽した。

あまりのことに
涙が溢れて
止められなかった。



***



「私」が
どんなものなのか

今の私には
相変わらず、わからない。

ただこれまでと
大きく違うのは

今までの私が
もういない、ということ。

もういないから、
私はもう
元には戻れない。


***


実を言うと

息子が
生まれてからずっと

私の頭には
「仕事を
辞めるべきではないのか」
「それが自分の
本質に従う道ではないか」

という思いが
こびりついていた。


けれど今回
紫さんに会って

それはナイ(・∀・)

とわかった(笑)


***

なのでこれからも
この仕事は続けていく。

今までよりずっと、
この仕事が自分にとって
必要だという意思に
筋が通ったので

私はこの仕事を通じて
必ず、予想もしなかった成功を
達成してみせると決めた。

けれど当面、
出力としては内向きで、
ゼロベースを意識して
いくことになる。

実際、今の私は
もう笑っちゃうぐらい
ゼロだ。


これからの私に、
これまでの人は
OKを出して
くれないかもしれない。


でももういい。


私は最近なぜか
高らかに何かを宣言する人や
強い言葉で語る人、吠えたり、
人を圧倒している人が
目についていて

煽ったり、
人の心に火をつけたり、
そいういうの、私、
得意中の得意なのに

なぜか、
そうしないでいる自分に
がっかりして
いたのだけれど


違っていた。

そもそも上がるリングを
間違えていた。


***


ちょうど今度の
BEトレのテーマで
ぢんさんが
書いているけれど

私は弱い自分を殺すために
恥の中に飛び込んで
生きてきて

社会生活を送る上では
怖いことも
ほとんどなくなって、

およそ弱い人間だとは
誰にも思われなくなったし
自分でもそうだと思うけれど


そんな私が封印してきた、
「自分を大切に思う」
ということ。


これはつまり
ぢんさんの言う

「素晴らしさの恥」を

避けてきたと
いうことだと思う。


これから私は、

ずっと隠してきた
この生傷の部分に

風をあて
日をあて

それを人目にさらして
生きてみようと思う。


あれだけ真っ黒に
塗りつぶしたのに、

また、真っ白な人生を
目の前にしている。


人生って本当に
おもしろい。


***



私が死んだ日。

とても大切な日。



***


記念に髪を切って
何年かぶりに
前髪を作ってみた。


本当は
前髪のない方が
好きだし、似合うと
思っているのだけれど

可愛らしい髪に
してみてよくわかった。



私にはもう
ある、ということ。

だからもうそれは
振り上げなくていい、ということ。





これからも
どうぞよろしくお願い致します。


まりあ



***


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