日本ピアノ調律師協会中部支部
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技能検定の合格者からの体験談シリーズです

 

「調律の時間短縮」

 

調律の勉強時代から遠ざかるにつれて、普段の調律が良くも悪くもマイペースでできる環境になり、

短時間で仕上げることより丁寧に仕上げることを優先していたら、大して狂っていない調律でも

90分くらいかけて調律する癖がついてしまって、

技能検定1級の80分で仕上げるという、たったの10分が、なかなか縮められないでおりました。

 

数回受験して毎回時間が足りず、

高音域が下律のままとか、

見直し時間が無くてユニゾンの甘いのが大量に残ってしまったとか

調律師なのに調律で落とすという情けない思いをしておりました。

 

これを打破するために気をつけたこと。

 

・打鍵後、唸りを聞いている時間を短くする

・打鍵のペースを速める

・音の唸りを尻尾まで捉えようとせず、頭の立ち上がりで判断する

 

この3点で、

音を聞く集中力が高まりスピードアップが少しできた。

また音の立ち上がりの音色が揃うようになり、ユニゾンも自然に綺麗になった。

音の尻尾まで揃えようとしないことで、ピンの上げ下げ回数が減ったせいか調律の安定が増した。

 

ということが実感できました。

 

他には

・検査音程を使いすぎない→検査する分の時間を減らす

特に低音のオクターブは必ず4度5度を聞きながら合わせていたのを、

オクターブだけで音程を取る癖をつけた

 

・ウェッジの抜き差し回数を減らす

3本弦のユニゾンを合わせる時に必ずウェッジを使って2本にした状態で合わせていたが

3本目のユニゾンは余程のことが無い限りウェッジを使わない努力をした。

(まあ現場では色んなピアノが有るので一本唸り多発のピアノでは難しいけれど)

 

 

あと、人によっては無理かもしれないけれど

・携帯を鞄から出さない

調律中にお客様から掛かって来ようが、楽器店から「連絡よこせ」とメールが来ようが、

調律中はマナーモードにして携帯を触らないようにしたら、やはり集中力アップできますね。

技能検定終わってからは、メールは基本後回しだけれど電話には出るように復活しましたので

やはり携帯が近くにあると集中力欠ける第一原因になってます。

 

 

時計 時計 時計 時計 時計 時計 時計

 

という体験談をいただきました。

これから技能検定を受験される方のために

技能検定合格者さんからの体験談を募集しております

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音譜 音譜 音譜 音譜 音譜

 

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