映画「四月になれば彼女は」の主題歌として書き下ろされた

「満ちてゆく」という曲が先日リリースされ、同時にMVも公開されました。

 

 

MVは映画「四月になれば彼女は」を撮った山田智和監督。

あの「青春病」のMVの監督でもあります。
そして午前0時解禁で30分前から今か今かと待ったプレミア公開。

(風さん本人もチャットで何回か登場!)

 

これはもうMVというより映画(ショートフィルム)でした。

ひとりの孤独な男性の生涯を描いた作品。

そして前出の老人は風さん本人が演じていました。

 

「青春病」のMVがあまりにも映画的だったので

山田監督は本当は映画を撮りたいのだろうな、と思っていました。

だから今回山田監督が長編映画監督デビューをされてとてもうれしい。

 

風さんマネージャーずっず氏によると、山田監督が撮影に行く前に

「これから初めて長編映画の監督として映画を撮りに行くのですが、

この作品の主題歌は風くん以外考えられない」

と熱弁されたのだそうです。

そのときは正式なオファーでもなかったし、

2年後のタイアップの話だったのでずっずさんは

「むにゃむにゃむにゃ~」という返事しかしなかったとのこと。

いや実現して本当によかったですね。

 

そして今回のMVではじめて曲を全編通して聴いたのですが

もうMVと曲・詞があいまって号泣です。

しかも何回観ても涙がでてしまいます。

風さんの曲はいつも「今回が一番好き。最高過ぎる。」と思うのですが、

一体どこまでいくのでしょう???

 

そして演技!風さんあなたは俳優も完璧にできるのですね?

スーツ姿の若々しいサラリーマンから

ちょっとくたびれた中年の男性、

そしてまさに人生を終えようとしている老人まで

素晴らしい演技でした。

山田監督もラジオの番組で「素晴らしい表現力だった」と

おっしゃっていましたよ。

 

自宅の机で日記のようなものを書いているシーン、

雪道を車いすで走るシーン、

グループセラピーのシーン、

レストランでピアノ演奏をしているシーン、

上司から圧をかけられてるシーン、

営業に行って追い払われるシーン、

おそらく解雇を言い渡されてるシーン、

バーで飲みつぶれて椅子から滑り落ちたり酔ってあばれるシーン、

地下鉄の車内で茫然としているシーン、

お母さんの面影をみて追いかけるシーン、

ギャラリーで絵を見て涙ぐむシーン、

 

どれをとっても印象的なシーンばかりでした。

それにしても山田監督は感情を揺さぶる映像を撮られますね。

映画「四月になれば彼女は」は必ず観に行くつもりです。

 

藤井 風 コメント

 

愛の不在を描いたラブストーリーに曲を添えるというお話をいただき、これを機に人生で初めてラブソングというものを書いてみようと意気込んでいました。
しかし出来上がったものはこれまでずっと表現していたものの延長線上にありました。
始まりがあるものには終わりがあるということ。愛は求めるものではなく、すでにたくさん持っているもの。
与えれば与えるほど、「満ちてゆく」もの。

 

最後に風さんのコメントを置いておきます。

歌詞・曲についてはまた別の場所で書きたいと思います。

 

(追記1)

いろんな方のMV考察を拝見していたところ、

人生の時期によって画面のサイズ(アスペクト比)が4パターンあるとのこと!

まったく気づいていませんでした!!

・老年期

・中年期

・青年期

・少年期

 

(追記2)

やっと映画「四月になれば彼女は」を観てきました。

内容についてはここでは語りませんが、

エンディングロールで「満ちてゆく」が流れはじめて

すべてが終了するまで誰一人として席を立ちませんでした!!

「もしかしてここにいる人みんな風さんファン??」と思いました( ´艸`)