す。恐ろしく俊敏なアムール虎を従えています。また、側面からは壬生狼(みぶろ)の少女が切り崩しにかかってくるそうです。」
「なんじゃ、小娘ひとりに手こずっておるのか。フン。最強の1番隊とほざいておったが、口だけか。」
兵士二人はそれに対しては口を閉じて何も応えませんでした。
「キキキーーーン!!!」
大きなブレーキ音とともに激しく身体を振られました。
私たちの乗っていた車が黒々としたブレーキ痕をアスファルトに残しながら、横向きになってようやく急停車いたします。
「なんじゃ!!」
大久保翁がしこたま窓に頭をぶつけて怒り出します。
「出ました!!羆です!!1時の方向に1匹。情報ではもう一匹いるはずです。」
よろけながら窓越しに向こうを見ると8mほどの距離に大きな岩の塊のような熊が潜んでおりました。血走った目でこちらを睨みつけながらジリジリと寄ってきます。
「走り抜ければよかろうが!」
大久保翁が舌打ちしながらそう叫びましたが、兵士は冷静に、
「無理です。近寄mizumo
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った瞬間にこんな車はバラバラにされます。おそらく避けようとしたところをもう一匹に狙われるはずです。」
「羆の伏兵か???そんなものを恐れていたら帰って笑われるぞ。マシガニオの兵士ともあろうものが。???行け!!」
そう大久保翁が指示を出した直後でございました。
一発の銃声が鳴ったかと思うと、車内が一面の血の海になったのでございます。
誰が撃たれたのかと騒然となりました。
妻が怯えて縮こまります。
慌てて
